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〖アジサイ〗明月院の本尊の名を記した御朱印と明月院ブルー

北鎌倉の明月院で本尊の「聖観世音菩薩」と記された御朱印が頂けます。「明月院ブルー」と呼ばれるアジサイは有名で、こじんまりとした境内には様々な見どころで満ちています。

「聖観世音菩薩」と記された御朱印

御朱印所

本堂向かって右手にある御朱印所

明月院の御朱印所は状況に応じて変わるようで、2020年10月21日の時点では本堂の向かって右脇にありました。向かって左手の部屋であったこともあれば拝観受付の裏手にあった時期もあります。

コロナ禍となって以降、御朱印は全て書置き対応です。

志納金300円

御朱印を頂く時の心得と注意点

「御朱印の心得」に関する注意書き

「御朱印の注意点」に関する掲示

御朱印を頂く際の心得や注意点として以前に拝観受付前に掲示されていたものです。

御朱印は本来自分や家族の祈願のために写経を納めた証として受けるものであること、記念スタンプではないこと、転売目的と思われる場合は断ること等々、ごくごく当たり前のことばかりですが、あらためて注意するようにしましょう。

御朱印

「聖観世音菩薩」と記された明月院の令和2年10月20日付御朱印

「聖観世音菩薩」と記されています。

過去に頂いた御朱印

明月院の平成28年6月15日付御朱印最新版

平成28年6月15日付で書置きとなる前の御朱印です。この日は平日でしたが、アジサイが見頃の時期であったこともあって1時間半待ちだったと記憶しています。

平安時代が起源である明月院の由緒

明月院は平安時代にこの地の武将である山内俊道の供養のために建てられた明月庵が起源です。

鎌倉幕府第5代執権の北条時頼は、北条氏嫡家による独裁体制を確立させた後、出家して隠居生活を送るため明月院の近くに最明寺を創建しますが、その際に明月院は筆頭の塔頭となりました。

明月院の境内に残る時頼の廟所

明月院に残された時頼の墓所

明月院の境内には時頼を祀る廟所と墓所が残されています。

禅興寺は明治になって廃寺となりましたが、独立した寺領をもっていた明月院は生き残り、現在まで続いています。

アクセス

交通

横須賀線北鎌倉駅徒歩約9分

地図

周辺の寺社

www.goshuinbukuro.com

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境内の様々な見どころ

悟りの窓

明月院の本堂

明月院の本堂は表参道を進み、中門をくぐった先にあります。

「悟りの窓」と呼ばれる本堂内の丸窓

中央部に本尊の聖観音菩薩坐像を祀り、向かって右手に「悟りの窓」と呼ばれる丸窓があります。現在は本堂内には入ることができないため窓を撮影するだけで我慢するしかありませんが、それすら大行列になることもあります。(2020年10月21日時点)

本堂後庭園

本堂後庭園の全景

花菖蒲と紅葉の時期にだけ特別公開されていた本堂後庭園がいつの間にか通年公開となっていました。

本堂向かって左手に設置されたユニセフの案内看板

ユニセフの募金箱

本堂向かって左手に置かれているユニセフの募金箱に300円募金すれば入場可能です。

明月院やぐら

明月院やぐら

「やぐら」とは岩を削って設けられた横穴式の墓地または供養塔で、鎌倉特有の光景です。開山堂左手には鎌倉最大のやぐらといわれる明月院やぐらがあります。間口約7メートル、奥行き6メートル、高さ3メートルあり、中央に建てられた宝篋印塔は上杉憲方のものと伝えられています。

竹林

鎌倉でも屈指の美しさである明月院の竹林

竹寺とまで呼ばれる報国寺に比べれば規模も知名度も全く違いますが、私は明月院の竹林は鎌倉でも屈指の美しさだと思っています。

茶寮「月笑軒」

茶寮「月笑県」の外観

明月院の境内には茶寮「月笑軒」があり、落ち着いた雰囲気の中で抹茶と和菓子が頂けます。 

「明月院ブルー」と呼ばれるアジサイ

明月院のアジサイ明月院は境内にはおよそ2500株のあじさいが植えられていて、「あじさい寺」として全国に名を馳せています。

濃い青色が特色の姫アジサイ

明月院の紫陽花は日本古来の「姫アジサイ」で、濃い青色が特色となっています。

明月院のアジサイと表参道を歩く人々

見ごろになると境内はとんでもなく混雑し、たとえ平日であってもラッシュ時の渋谷駅のようになります。そのためこの時期の明月院はあまりお勧めできません。

杭の代わりに植えられたアジサイ

ちなみに明月院であじさいを植えたのはさほど古い事ではなく、戦後の物不足の時代に「手入れが比較的楽だから」という理由で杭の代わりに植えたものが次第に有名になったといいます。

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