久里浜天神社はペリー上陸の地である久里浜で350年以上の歴史を持つ神社で、三浦半島唯一の天満宮です。ちょうど改元間近というタイミングであったため境内は「令和」一色となっており、見るからに達筆な御朱印は結果的に平成最後となりました。
久里浜天神社の御朱印
御朱印所
御朱印は社殿向かって右側の社務所でいただけます。
初穂料300円
御朱印
見るからに達筆な御朱印です。この日は改元を目前にした平成31年4月29日で、結果としてこれが平成最後の御朱印となりました。
久里浜天神社の由緒と御朱印
久里浜天神社の創建は1660年になります。当時の久里浜は川と海が混在する湿地であまり人も住まない地でしたが、農民で土木技術者でもあった砂村新左衛門が8年間かけて開拓して広大な農地を誕生させました。
その際に新左衛門は以前から崇敬していた大阪の福島天満宮(現在)の御祭神を勧請し、新田鎮護の神社としてお祀りしたのが現在の久里浜天神社です。
学問の神様である天満宮ですから合格祈願でお参りする受験生が絶えませんが、その他にも「技芸上達」「諸願成就」「ぼけ封じ」のご利益を授けていただけるといわれています。
また「夫婦が健康で仲良く添い遂げられるように」との願いが込められた「そいとげ守り」は久里浜天神社のオリジナルで、「これからも まめに いつまでも 仲良く」というメッセージが刺しゅうされています。
アクセス
交通
京急線京急久里浜駅徒歩約5分
横須賀線久里浜駅徒歩約10分
地図
周辺の寺社
久里浜天神社の境内
大鳥居
時期的なこともあって「令和」一色となっていました。
牛乗り天神
平成15年に建立されましたもので、身体の痛いところや治したいところを撫でてから牛の同じ箇所を交互に撫でると御神徳により治るとされています。各地の天満宮で撫牛は数多く見てきましたが、菅原道真が牛に跨がっているのは初めてです。
安産子宝いぬ
ご自身の干支を撫で、子授け・安産・子供の成長を祈ります。
犬の傍らには「歯固め石」が置かれていました。生後100日〜120日目頃の赤ちゃんに「一生食べ物に困らないように」という願いを込めてごちそうを食べさせるまねをする儀式を「お食い初め」といいますが、その際に「石のように丈夫な歯が生えますように」という願いを込めるのが歯固めで、そこで使用するのが「歯固め石」です。石に箸をちょんちょんとあて、その箸を赤ちゃんの歯茎にあてれば完了で、使い終わった石は綺麗に洗って元の場所に戻します。
拝殿
現在の建物は菅原道真千百年式年大祭と砂村新左衛門生誕 400 年を記念して平成13年に建立されました。
本殿
境内社
稲荷社
祖霊社
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