山梨の北口本宮冨士浅間神社では「北口本宮」と「諏訪」の2種類の御朱印を頂けます。日本神話の女神とその夫を祭神としており、縁結びのご利益で知られています。江戸時代に各地に誕生した冨士講によって境内が整備され、拝殿天井の巨大な天狗のお面もこの時に寄進されました。
北口本宮富士浅間神社の御朱印
御朱印所
御朱印は拝殿右奥の御朱印所でいただけます。
初穂料300円
御朱印
こちらでは「北口本宮」と「諏訪」の2種類の御朱印を頂けます。
北口本宮
一目見たら忘れない印象的な書体で「北口本宮」と書かれています。
諏訪
神様との御縁の証である有難い御朱印をいただきました。
本格定番おせち一人前
北口本宮冨士浅間神社の由緒とご利益
北口本宮冨士浅間神社は富士山信仰に基づいて全国にある浅間神社の一つであり、富士講を通じて全国から富士登山に訪れた多くの人々の篤い崇敬を受けています。
北口本宮冨士浅間神社の境内には摂社の諏訪神社がありますが、もともと諏訪神社が鎮座していた場所に浅間神社を勧請したと考えられています。
788年に現在の場所に社殿が造営され、木花開耶姫命を主祭神として祀りました。
歴代領主からも信仰され、特に武田信玄は安産や病気平癒を祈願するなどし崇敬厚く、川中島の合戦に際して1561年に東宮本殿を再建し戦勝を祈願したといいます。
1594年に浅野氏重が現在の西本殿を造営し、1615年に鳥居成次が現在の本殿を造営しました。
江戸時代には各地に富士講が結成されて盛んに富士登山が行われるようになりましたが、1733年に江戸の富士講である村上派の村上光清が私財を投げうって幣殿、拝殿、神楽殿、手水舎、隋神門の造営を開始し、北口本宮冨士浅間神社はほぼ現在の姿となりました。拝殿上部の巨大な天狗のお面はこの時に富士講から寄進されたものです。
日本神話の女神である木花開耶姫命と夫の彦火瓊瓊杵尊を祭神としており、縁結びのご利益がある神社として人気を集めています。
ちなみにうかんむりの「富士」ではなく頭に棒のない「冨士」です。
アクセス
交通
富士急行線富士山駅徒歩約20分
地図
天狗のお面が印象的な境内
一の鳥居
中央道河口湖ICにつながる国道138号線に面しています。
参道
鬱蒼と茂る樹齢数百年の杉並木に包まれています。
大鳥居
手前の禊川を渡ると大鳥居があります。
隋神門
神楽殿
手水舎
太郎杉
富士太郎杉と呼ばれる樹齢約1000年の大杉です。
夫婦檜
二本の檜が根元で一本になり、また地上12m付近で再びつながっていることから夫婦檜と呼ばれています。
拝殿
1739年に村上光清により造営されました。立派なしめ縄や鈴、巨大な天狗のお面などにより装飾されています。
本殿(重要文化財)と恵比寿社
拝殿の裏側には1615年に鳥居成次が建立した本殿と恵比寿社があります。
恵比寿社は本殿の裏側にあります。
西宮本殿(重要文化財)
拝殿右奥にあります。1594年に1594年に浅野氏重によって建立されました。
東宮本殿(重要文化財)
拝殿左奥にあります。1561年に武田信玄により建立された、現在境内に残る最も古い建物です。
大人二人で過ごすお正月に二人前本格おせち
この地の氏神である諏訪神社
諏訪神社拝殿
この地の地主神である諏訪大神を祀っており、創建時の詳細はわかっていません。明治維新の際に北口本宮冨士浅間神社の摂社となりました。
諏訪神社本殿
昭和51年に再建された本殿です。
高天原
紙垂で囲まれた高天原は毎年8月に行われる「鎮火祭」において「高天原祭」の場となります。
境内社
境内には非常に多くの神様がお祀りされており、数えきれないほどの神様を拝むことができます。
八幡社
大鳥居をくぐってすぐ左にあります。
下諏訪社・子安社
諏訪神社拝殿の右手にあります。
三殿社・三神社
諏訪神社拝殿の左手にあります。
天満社
菅原道真を祀る天満宮で拝殿の右手奥にあります。
境内社八社
天満社から拝殿・本殿にそって境内社が八社連なっています。
手前から国津神社、天津神社、愛宕社、日隆社、日枝社、倭四柱社、池鯉鮒社、日之御子社
富士登山道吉田口
西宮本殿の右奥にある祖霊社の鳥居が富士登山道吉田口となっています。
祖霊社
神武天皇社
東宮本殿の左手にあります。
一人前から六人前まで幅広く対応します
★スマホでご覧の方はPCでも見ていただけると写真がよくわかります。
◆当地の名物である「吉田のうどん」の記事
◆山梨で頂いた御朱印