春日大社では直書き御朱印が復活しました。奈良公園の最も奥まった場所にあり、国宝と重要文化財で満ちた境内は見どころだらけです。
是非こちらもご覧ください
直書き御朱印が復活していた
御朱印所

春日大社の御朱印は回廊内と夫婦大国社内の2か所で4種類頂けます。回廊内は直書き、夫婦大国社内は書置きです。
受付時間
9:00~17:30(3月~10月)
9:00~17:00(11月~2月)
初穂料 500円
御朱印
2021年に奈良を巡った際、お参りした全ての寺社の中で唯一書置きだったのが春日大社です。
今回の旅では当初はスケジュールに入れていませんでしたが、旅立つ直前に御朱印が直書きになっているという情報に接しました。そうなると話は別であり、二日目の最後に無理矢理ねじ込みました。

今回は回廊内でのみ頂きました。コロナ禍が過ぎ去り、書置き対応だった寺社が次々に直書きに戻っているようです。※混雑時は書置きになることもあるようです。
過去に頂いた御朱印



2021年12月9日付で、この時は4種類全て頂きました。
興福寺と一体であった歴史
春日大社の前身は春日社で、社伝によれば768年に創建されたとされています。奈良時代の公家である藤原永手が御蓋山(みかさやま)の麓に四棟の社殿を造営し、鹿島神宮の武甕槌命・香取神宮の経津主命・枚岡神社の天児屋根命と比売神を祀ったことを起源としています。
武甕槌命は藤原氏の氏神であり、氏神・氏寺の関係から興福寺との関係が深くなります。春日大社の神は仏教の守護神とされ、興福寺や東大寺の僧侶が中門の前で読経をしていたといいます。11世紀末には「春日興福寺」と称されるほど一体化が進み、遂には境内に東西の五重塔が建てられるまでになりました。
興福寺や東大寺が全焼した1181年の平重衡による焼き討ちで東西の塔は焼失し、その後に再建されたものの1411年の落雷で再び焼失しました。
明治になって出された神仏分離令により春日社と一体であった興福寺は大打撃を受けます。春日社は興福寺から分離されて春日神社となり、さらに他の多くの春日神社と区別するために1946年に春日大社と改称しました。
春日大社では国宝の御本殿を始めとする全ての社殿の修復や建て替え、御神宝の新調を行う「式年造替」を創建以来ほぼ20年に一度行ってきており、2015年には第60次式年建替が実施されました。60回を超えているのは春日大社と伊勢神宮のみだそうです。
造替の完了後、古い建物は興福寺系列の寺院に下げ渡されます。
アクセス
交通
近鉄奈良駅より徒歩約25分
JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バスで春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ
市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、徒歩10分
奈良公園の一番奥まった場所にあり、バスを利用するのが一番楽で速いと思います。
地図
近隣の寺社(記事は下に続きます)
境内の見どころ

創建時に鹿島神宮の武甕槌命は白い鹿に乗ってやってきたと伝えられています。そのため鹿は春日大社の神使とされており、現在では奈良公園内で国の天然記念物として保護されています。

鹿が原因の渋滞というのも珍しくはないようです。
境内に古ぼけた建物が一切ないのは式年造替で定期的に修復・建替を行っているからでしょうか。
境内図

一之鳥居(重要文化財)

1638年に再建された高さ6.75mの大鳥居は興福寺との境界に立つ結界としての役割を担ってきました。広島の厳島神社・福井の気比神社と並び日本三大木造鳥居の一つとされています。

一之鳥居から御本殿まで約1.3㎞の表参道が伸びています。
二之鳥居

灯籠

春日大社は燈籠の数が日本一多い神社で、参道から本社まで約3000基もの燈籠が並んでいます。突き当りを左折すると御本殿です。
南門(重要文化財)

春日大社では主要な建造物の四方を東西南北の回廊で囲っており、さらに4棟の御本殿(国宝)を中門と御廊(おろう)で囲っています。1385年に再建された南門は表参道から回廊内に入る際に通る門で、高さ12mという境内で最大の楼門です。
回廊(重要文化財)

東西南北にあり、全て1615年に再建されました。
幣殿・舞殿(重要文化財)

1652年に再建されたもので、東側2間は御幣物を一旦納める幣殿、西側3間は宮中伝来の御神楽を行う舞殿ということになっています。特別参拝をしない人はこちらからお参りするのですが、屋根が邪魔になって中門は一部しか見えません。
御蓋山浮雲峰遥拝所

鹿島神宮の武甕槌命が白い鹿に乗ってやってきたと伝えられている御蓋山浮雲峰を遥拝する場所です。
中門(重要文化財)

1613年に再建されたものです。本殿の直前にある楼門で約10mの高さがあり、両側に御廊が伸びています。初穂料を納めて特別拝観を申し込めばこちらから参拝することができます。
本殿(国宝)

中門と御廊に囲まれた空間に春日造の社殿が四棟並んでおり、四柱の祭神がそれぞれ一柱ずつ祀られています。春日大社では「式年造替」により全ての社殿が定期的に修復・建替が実施されており、現在の本殿は全て1863年に建替えられました。

本殿は分厚い壁に阻まれていますが、隙間から一部を見ることができました。とても築160年に見えないのは定期的な補修のためでしょうか。
藤浪之屋(重要文化財)

特別拝観のエリアにある江戸時代まで神職の詰所であった場所です。

春日大社では2月の節分、8月14日・15日の年3回、すべての燈籠に火をともす春日万燈籠が行われており、藤浪之屋の内部でこの様子を再現しています。
摂末社
春日大社には境内・外に数十の摂社・末社があり、到底カバーできるものではありませんが、かつて御朱印を頂いた「若宮神社」「夫婦大国社」「金龍神社」だけはお参りしました。
若宮社(重要文化財)

本殿に祀られている比売神の子である天押雲根命を祀っています。現在の建物は1863年に建てられたもので、本殿とほぼ同じ造りです。
夫婦大黒社(重要文化財)

日本で唯一、夫婦の大黒様を祀っています。
金龍神社

後醍醐天皇にゆかりの神社です。
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