新橋の烏森神社はカラフルな限定御朱印で愛好者の間では知らぬ者がいないという超有名な神社です。癌封じのご利益でも知られており、癌封じお守りは良薬として用いられてきたかぼちゃがデザインされています。
カラフルな御朱印
愛好者の間で有名な御朱印
烏森神社は正月、節分、ひな祭り、例大祭といった折々の行事の際に出される10種類ほどのカラフルな限定御朱印で知られています。2008年(平成20年)頃から四隅に四色の神紋を押したカラフルな御朱印を出すようになり、近年の御朱印ブームを作ったと言われています。
愛好者の中でこちらを知らない人はいないというような神社で、テレビでも度々取り上げられるようになり、そのため限定御朱印の配布時は2時間待ちや3時間は当たり前というような状況となりました。
あまりに加熱した状況を改善するため、限定御朱印に関しては書置きのみ事前配布するようにするなど、神社側も様々な対策を採るようになっています。
御朱印所
烏森神社の御朱印は拝殿脇の社務所でいただけます。
「お一人様一体」が徹底されているようです。
初穂料500円
※新型コロナウィルスが終息するまでの間は書置きのみの対応となっているようです。
御朱印
通常御朱印
通常御朱印でも十分すぎるほどカラフルです。四隅に描かれた赤・黄・青・緑の4色の巴紋と中央に押された烏をイメージした社紋で構成されています。
節分記念御朱印
「節分奉拝」と記され、金の鈴が描かれています。これ以外に新春・ひなまつり・初午祭・例大祭(本祭・蔭祭)・夏越大祓・七夕まつり・新橋こいち祭・新嘗祭・年越大祓など、それぞれの時期によって限定御朱印を授与されています。
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烏森神社の歴史と癌封じのご利益
烏森神社の歴史は古く、社伝によれば平安時代に発生した平将門の乱にゆかりのある神社ということになっています。
940年に東国で発生した平将門の乱で鎮圧に大きな力を発揮した鎮守将軍藤原秀郷が武州のある稲荷に戦勝を祈願したところ、白狐がやってきて秀郷に白羽の矢を与えました。その矢を持って戦ったところすみやかに反乱を鎮めることができたのということで、お礼に神社を創建しようと考えます。
秀郷の夢に現れた白狐が神鳥の群がる所が霊地だと告げ、桜田村の森まできたところ夢のお告げごとく烏が群がっていたので、そこに社頭を造営しました。それが烏森稲荷の起こりであるとされています。
かつてこのあたりは江戸湾の砂浜で、一帯は松林で覆われていました。そこに烏が多く集まって巣をかけていたために「烏の森」とも呼ばれるようになりました。
江戸の大半を焼いた明暦の大火でも類焼を免れたことで“封じる力”が強いとして人々の信仰を集め、その中でも特に癌の症状が改善する参拝者が多かったことから、「癌封じのご利益」が口コミで広まりました。
烏森神社の「癌封じお守り」は古来より良薬として用いられてきたかぼちゃがデザインされており、お守りを受けた人が癌に打ち勝つように、そして健康な人が癌にかからないような祈願がなされています。
アクセス
交通
山手線・銀座線・浅草線新橋駅徒歩約2分
地図
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独得な雰囲気の境内
烏森神社は新橋駅前の繁華街から一歩奥まった場所に位置しており、「カラオケの鉄人」が目印となっています。
一歩路地に入ると早くも神社の門がありました。
近代的なオフィス街の中でここだけは独特な雰囲気を持つ別世界となっています。
社殿は1071年(昭和46年)竣工の鉄筋コンクリート造の建物で、新橋烏森の守り神として多くの人々の信仰を集めています。
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◆烏森神社の節分鈴祓い
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