新宿の熊野神社は十二社熊野神社と呼ばれており、直書きの御朱印を頂けます。かつて一大景勝地だった場所で、なでしこジャパンをW杯優勝に導いた勝負運アップの御利益で知られています。
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十二社熊野神社の直書き御朱印
御朱印所
十二社熊野神社の御朱印は社殿向かって右手の授与所で頂けます。
こちらでは通常御朱印とアマビエ御朱印の2種類を頂けます。
受付時間 9:00~16:30
初穂料 直書き500円 書置き300円
御朱印
堂々たる書体の直書き御朱印を頂きました。日本サッカー協会のエンブレムでもある八咫烏のスタンプが押されています。
過去に頂いた御朱印
2018年(平成30年)1月18日付です。
オリジナル御朱印帳
十二社熊野神社では恐らく八咫烏をデザインしたと思われるオリジナル御朱印帳を扱っています。小型サイズのみで、紙質は良好でした。
価格 1800円
一大景勝地だった歴史
熊野神社とはユネスコの世界文化遺産にも指定された熊野三山の御祭神の全部またはどれかを勧請した神社で、全国で約三千社あると言われています。西新宿の熊野神社は室町時代にこの地の資産家であった鈴木九郎により創建された神社です。
鈴木氏はもともと紀州の熊野三山の神職を務める家柄で、日本全国の鈴木さんのルーツでした。九郎の代になって現在の東京都中野区のあたりに住み着き、故郷である熊野三山から若一王子宮を祀ります。その後に「中野長者」と呼ばれるまでに財を成したことから、熊野三山の十二社権現全てを祀るようになりました。
そのため十二社(じゅうにそう)がこのあたりの地名となり、江戸時代には神社も熊野十二所権現社と呼ばれるようになります。
さらに湧き水や神田上水・玉川上水等を利用した池や滝がつくられ、八代将軍吉宗が鷹狩に訪れるなど景勝地として賑わいました。
明治から昭和にかけてこうした設備は全て失われて景勝地ではなくなりますが、現在でも西新宿から歌舞伎町周辺の範囲を氏子町として人々の信仰を集めています。
アクセス
交通
大江戸線西新宿五丁目駅徒歩約4分
大江戸線都庁前駅徒歩約5分
地図
新宿で頂ける御朱印(記事は下に続きます)
勝負運アップのご利益
熊野神社では熊野大神に仕える三本足の八咫烏を描いた模様があちこちで見られます。
日本を統一した神武天皇を、大和の橿原まで先導したという神武東征の故事に習い、よくボールをゴールに導くようにとの願いが込めて、八咫烏は日本サッカー協会のマークとなっています。
熊野神社は勝負運アップのご利益で知られています。なでしこジャパンが見事優勝した2011年7月のFIFA女子ワールドカップの際、選手たちはこちらをお参りしてから開催地のドイツへ向け出発しました。
境内の見どころ
十二社熊野神社は新宿中央公園内に位置しています。
社号標
都庁とは反対側の十二社通りに面しています。
大鳥居
十二社の碑
1851年に建てられたもので、当時景勝地として名高かった十二社の姿を紹介しています。
神楽殿
拝殿
江戸時代に幕府による社殿の整備や修復が何回か行われました。
現在の建物は近代に再建されたもので、江戸時代の建築様式を色濃く残しています。
本殿
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