十番稲荷神社では書置きの御朱印を頂けます。最も麻布十番らしい、一番目立つ場所に鎮座する神社で、境内には意外な見どころがありました。
是非こちらもご覧ください
十番稲荷神社の御朱印
御朱印所
十番稲荷神社の御朱印は社殿向かって左手の社務所で頂けます。（不在の場合は右手にある玄関のインタホンを押すと対応してくれます。）
こちらでは書置きの御朱印を１種類頂けます。
受付時間 9:00～16:00
初穂料 500円
御朱印
オーソドックスな書体の御朱印です。
麻布十番で最も目立つ神社
十番稲荷神社は都営地下鉄大江戸線から地上に上がってすぐの場所に位置しています。「鳥居坂下交差点」と「新一の橋交差点」のほぼ中間という麻布十番で最も目立つ場所であり、そこに神社があることは随分前から知っていました。
しかし地下鉄が通るまでは「陸の孤島」とまで呼ばれていた麻布十番にはなかなか行く機会がありません。乃木坂46の神宮球場ライブで都心部に出る機会を利用してお参りすることにしました。
十番稲荷神社は周辺部にあった末広神社と竹長稲荷神社が合併して誕生した神社です。先の大戦での東京大空襲で共に焼失してしまい、戦後になって実施された復興土地区画整理で両社境内地が現在地に換地されました。その後に両社が合併して十番稲荷神社となり、地下鉄が開通した1997年に現在の社殿に建替えられました。
アクセス
交通
都営大江戸線麻布十番駅7番出口を上がってすぐ
東京メトロ南北線麻布十番駅徒歩約5分
同じ麻布十番駅でも大江戸線か南北線かによって全然違います。地上に出てしまえば簡単ですが、南北線から地下通路で7番出口まで向かおうとすると迷路のようなルートを抜けなければなりません。
地図
各地の稲荷神社
境内の見どころ
大鳥居
かつての鳥居は喜劇俳優の「エノケン」こと榎本健一と後のクラウンライター社長が奉納したものでしたが、老朽化により1997年に建材の鳥居に建替えられました。両者の名前を刻んだ銅板が柱の裏側に貼られているそうです。
階段
本殿
祭神として倉稲魂命、日本武尊、宗像三女神として知られる市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命（タギツヒメノミコト）を祀っています。
日本武尊を祀る神社ということで11月の酉の日には酉の市が開催されます。港区内で唯一の酉の市であり、地元商店街とのタイアップにより酉の市バザールも開催され年の瀬の風物詩となっています。
稲荷神社だからということなのか、油揚げが奉納されていました。
宝船
鳥居の向かって左側に港七福神巡りの宝船が祀られています。現在の石像は1997年に奉納されたもので、2018年に「宝」の部分に金箔が貼られました。
港七福神巡りは毎年元旦から成人の日までの期間に実施されているイベントで、七福神に加えて宝船の計8か所を巡るのが特徴です。
かえる石
鳥居の向かって右手に祀られています。
1821年に発生した大火において元麻布にあった山崎家の屋敷のみ難を逃れ、それが屋敷内の池に住む大ガマの力だと信じられました。そのため末広神社が防火・火傷のお守りを配布するようになり、十番稲荷神社ではかえるのお守りとして引き継がれています。
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