神奈川県大和市の常泉寺(じょうせんじ)では超個性的な見開きの直書き御朱印を頂けます。「花のお寺」として有名で、水の神として河童を祀る境内には様々な見どころがあります。
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超個性的な見開き直書き御朱印
御朱印所
常泉寺の御朱印は本堂右手にある寺務所で頂けます。
棟方志功の版画を始めとして様々な展示物があるのですが、玄関から内部は撮影禁止です。常泉寺では見開きの直書き御朱印を頂けます。
受付時間 9:00~16:30
志納金 300円
御朱印
見開きの右側には「聖観世音」と記され、左側は月替わりです。3月は「みつまた」の印と「春日傘さしたるゆびの白さかな」という句が書かれています。
墨や朱肉の裏写りを防ぐために挟む「間紙」も気合いが入っていました。
過去に頂いた御朱印
2020年12月27日付です。椿を描いた印が押され、「うつむきし椿に雨の重さあり」という句が書かれていました。
オリジナル御朱印帳
常泉寺では美しいデザインの御朱印帳を4種類扱っています。全て小型サイズで紙質は普通でした。
価格 2200円
水の神様として河童を祀る「花のお寺」
常泉寺の創建は1588年頃と言われており、創建者である関水和泉の法名が「清流常泉禅定門」であったことから常泉寺という寺号になったと伝えられています。
本尊は江戸時代に制作されたという聖観世音菩薩です。茅葺きの壮大な建物だった本堂が関東大震災で崩壊した際も屋根がそのままの形で地上に落ちて垂木に支えられ、奇跡的に損傷を免れました。かつて境内に浄水が湧き出していたことから山号は「清流山」となっており、水の神様として河童を祀っています。
現在では「かながわ花の名所100選」に選ばれるほどの「花のお寺」として有名であり、初詣スポットとして大山阿夫利神社や出雲大社相模分詞と並んで小田急線の車内広告に掲載されるほどの寺院となっています。
アクセス
交通
小田急江ノ島線高座渋谷駅西口下車 徒歩約7分
地図
ダイナミックな見開き御朱印(記事は下に続きます)
境内の見どころ
花の寺として有名な常泉寺の境内は一年を通して四季折々の花が咲き、それ以外にも数多くのアート作品に埋め尽くされています。
寺号標
参道
参道の両側には三椏(みつまた)が植えられています。
ちょうど見頃のタイミングだったのか赤・黄・白の花が交互に咲いていました。
山門
「不老門」と名付けられているようです。山門をくぐると拝観受付があり、そこで拝観料300円を払います。
羅漢像
数多くのアート作品に埋め尽くされた境内でもひときわ目立っていたのが無数の羅漢像です。
1988年より製作が開始され、2022年に完成しました。
縁結び菩薩
東京芸術大学教授の籔内佐斗司氏の作品です。
縁を求める多くの人の願いが込められた糸が結び付けられていました。
本堂
本尊の聖観世音菩薩を祀っています。
もともとあった本堂が関東大震災で倒壊したため、1932年に現在の本堂が建てられました。
五葉松
樹齢650の名木で「波乗り船」と名付けられています。大きく広げた帆に風を受けて大海原を進む船のようです。
河童池
境内にかつて水が湧き出ていたことから常泉寺では水の神として河童を祀っています。
境内には大小合わせて約300体以上の河童の像があちらこちらに配置され、花々と共に楽しめるようになっています。
「花の寺」として有名
常泉寺は「花のお寺」として知られており、「かながわの花の名所100選」にも選定されています。
一年を通じて四季折々の花を楽しむことができ、お参りしたこの日は緋寒桜が見事でした。
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