「バーボンの入門編として初心者にも手軽に楽しめる。」というのがジョン・ハミルトンの一般的評価のようですが、実際に飲んでみるとドライさが印象的な超個性的なウィスキーで、決して初心者が楽しむような「入門編」ではありませんでした。
黎明期に活躍した人物の名前をとった
ジョン・ハミルトンとはケンタッキーにおいて蒸溜初期の時代に活躍した人物の名前で、何を見ても「独立戦争直前の1774年に、レッド・リカーを初めて蒸留した人」と説明されています。
レッド・リカーとは世界で最初に誕生したバーボンの原酒のことで、蒸留したウィスキーを焼いたオークの樽に入れたまま放置してしまい、数年後に開けてみると赤味を帯びていたことからこのような名がついたといいます。
バーボンウィスキーの起源としてはアメリカ合衆国が独立した1789年にエライジャ・クレイグ牧師によってつくられたという話が通説のようですが、いずれにせよ黎明期に活躍した人物の名前をとったということで間違いないようです。
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「バーボンの入門編」が一般的な評価
ジョン・ハミルトンは現在ではヘヴンヒル蒸留所の原酒を独自に熟成、ブレンドすることにより製造しています。ジム・ビームやフォアローゼスといった銘柄に比べれば全くと言っていいほど無名で、私もつい先日までその存在を知りませんでした。ドン・キホーテの酒売り場で膝くらいの高さの位置に1列だけ置かれており、当ブログのネタ用に注意深く棚を見ていなければ見落とすところでした。
「ライトでドライな味わいでありながら、独特な個性を持ち、バーボンの入門編として初心者にも手軽に楽しめる。」というのが一般的評価のようです。
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ストレート
確かにドライの一言で、40度とはとても思えぬ刺激に一瞬ですが「ブフォッ」とむせました。力強いドライという印象ですが、慣れてくるとドライの奥にフルーティーさを感じることができるようになります。
ロック
氷を入れることにより様々な要素が花開いたようで、ステアしていると甘い香りが立ち上ってきます。トロリとした口当たりでストレートと同様にアルコールのドライな刺激が強いのですが、ストレートの時よりも甘さが前面に出てきたように感じます。
愛用のグラスがあるとウィスキーはもっと楽しくなる
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水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は箱根の森の天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
水で割ってもやはりドライのままで、とても40度の酒のトワイスアップとは思えぬ強さです。以前として濃厚で力強い味わいのままですが、それでもドライさの裏側にしっかりとした甘さが控えているのがわかります。
ハーフロック(1対1で氷を入れる水割り)
水で割って氷を入れると一気に柔らかな味わいになりました。ドライさもやんわりとしたものとなり、甘さもほんのりと感じられます。
ハイボール
上戸彩さんのCMで有名なソーダストリームで作った私好みの炭酸水を使用します。
炭酸の甘みと酸味がドライをくるみ、バランスの取れたふくらみのある味わいになりました。
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決して入門編の酒ではない
ジム・ビームやフォアローゼスといった王道とは全く異なる超個性派のバーボンで、初心者が楽しむような「入門編」の酒ではないというのが印象です。
個人的にはハイボールが最も好みの味わいでした。
まずはご自身でそのままお召し上がりください。ウィスキーにぴったり!
★未成年の飲酒は法律で禁止されています。飲過ぎには十分に注意しましょう
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