横浜の伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)では桜の花が描かれた御朱印を頂けます。幕末から明治にかけて急速に西洋化した横浜における精神的支柱となることを期待されて誕生した神社で、一方で日本で初めて破産した神社という珍しい一面もあります。
伊勢山皇大神宮の御朱印
御朱印所
御朱印は社殿向かって右手の社務所でいただけます。
初穂料300円
御朱印
かつて横浜でも有数の桜の名所であったことから伊勢山皇大神宮では桜を社紋としており、御朱印にも桜が描かれています。
伊勢山皇大神宮の由緒とご利益
横浜の総鎮守といわれる伊勢山皇大神宮は横浜の中でも最も横浜らしいと言われる桜木町駅から丘を上がった山上にあります。
もともとは戸部の丘陵にあった神明社と呼ばれる小さな神社で、武蔵国の国司が勅命によって伊勢神宮から勧請したと伝えられています。
幕末のペリー来航に始まる激動の中で一寒村にすぎなかった横浜が開港場となり、貿易の街として急速に発展します。吹き荒れる西欧化の嵐の中で、神奈川県はキリスト教を始めとする外来文化に接する横浜の精神的支柱とするために神社信仰の確立が必要と考え、港と横浜の中心部を一望できる丘の上に社殿や境内施設を整備し、明治3年に戸部から神明社を遷座してきました。
現在では「関東のお伊勢さん」として親しまれており、現在では家内安全、試験合格、健康、安産等のご利益で知られています。
日本で初めて破産した神社
伊勢山皇大神宮は平成3年に当時の当時の宮司とその親族が境内の一部を担保にしてホテル事業に乗り出しますが、バブル崩壊の景気低迷や横浜みなとみらい地区のホテル建設ラッシュと重なって経営は低迷し、平成15年に横浜地方裁判所より破産宣告を受けます。
これが日本で初めての神社の破産で、当事者の宮司とその一族は神社から絶縁され、現在では全く新しい体制で運営されています。
江戸時代から190年以上続く老舗和菓子屋のとろける生大福
アクセス
交通
根岸線・横浜市営地下鉄桜木町駅徒歩約10分
京急線日ノ出町駅徒歩約10分
地図
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伊勢山皇大神宮の境内
表参道
伊勢山皇大神宮へアクセスとして分かりやすい紅葉坂経由の参道は裏参道で、表参道の入り口は成田山横浜別院からさらに奥まったような場所にあります。
一之鳥居
二之鳥居
拝殿
奥に伊勢神宮から移築してきた本殿があります。
伊勢神宮の社殿を移築した本殿
伊勢山皇大神宮の本殿はもともと伊勢神宮内宮の西宝殿で、平成25年の第62回式年遷宮に際して伊勢神宮より下げ渡され、平成30年に創建150年の記念事業の一環としてかつての姿そのままに移築されたものです。「部材」として伊勢神宮の一部をもらうということはよくありますが「社殿丸ごと」というのは極めて珍しいようです。
境内社
杵築宮
伊勢神宮の外宮の祭神である豊受姫大神に合わせ、月讀命、須佐男命、大国主、住吉三神を祀っています。
大海神社磐座
社殿が成立する以前の、「磐座」(いわくら)と呼ばれる古代の祭祀場が再現されています。
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