今回はインバーハウスグリーンプレイドをご紹介します。ラベルに描かれたタータンチェックが印象的なボトルで、水で割っても氷を入れても崩れない厚みのある味わいが印象的でした。
- お手頃価格で入手できる社名を冠したウィスキー
- グリーンプレイドとはラベルに描かれているタータンチェック
- 激動の英国史の中で翻弄されたタータンチェック
- ストレート
- ロック
- 水割り
- ハイボール
- 厚みのある味だった
お手頃価格で入手できる社名を冠したウィスキー
インバーハウスグリーンプレイドは1964年に設立されたインバーハウス社が製造・販売しています。
スコットランドのハイランド地方とスペイサイド地方に5つの蒸留所を所有するインバーハウス社はシングルモルトウィスキーやブレンデッドウィスキーの他にウォッカやジンなど多くのスピリッツも製造・販売しており、その中で唯一社名を冠しているのがグリーンプレイドです。
大阪の三陽物産㈱が輸入しており、千円台前半の比較的お手軽な価格で入手することが可能です。(扱っている店は少ない)
グリーンプレイドとはラベルに描かれているタータンチェック
グリーンプレイドとは「緑色の格子縞の肩掛け」のことで、ラベルに描かれているタータンチェック模様を指しています。
タータンは16世紀から17世紀ごろにスコットランドハイランド地方の住民の衣装として定着した格子柄の織物で仕立てた衣装で、長い歴史の中でそれぞれの氏族ごとに独自の柄を持つようになったと言われています。現在ではタータンはスコットランドの文化的なアイデンティティの象徴とされ、保存していくために様々な団体が活動していますが、歴史的には法律で禁止されていた時期もありました。
激動の英国史の中で翻弄されたタータンチェック
イングランドとスコットランドは対立と抗争を続ける一方、両国の王室は政略結婚を繰り返してきました。その結果スコットランド王室もイングランド王室の血を引いたものとなり、「処女王」として有名なエリザベス1世が死ぬと王位継承者としてスコットランド王のジェームズ6世が迎えられ、こうして1603年に両国は同一の君主を戴区「同君連合」となります。さらに1707年にはスコットランドが議会を閉鎖してウェストミンスターの議会に参加することにより両国は統合されてグレートブリテンが誕生するのですが、この体制に不満を持つ人々による反乱が頻発することになります。
特に1745年に発生した反乱はロンドンから200キロ地点にまで到達して市民をパニック状態に陥れました。この時に反乱軍に加わったのは主としてハイランド地方の氏族であったため、鎮圧後はイギリス政府より様々な弾圧を受けることになり、1747年に彼らの団結の象徴であったタータンとキルトも着用も禁止されてしまいます。
この法律は1782年に廃止され、タータンは現在では英国王室の正装としても使用されるようになっています。
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ストレート
ややねっとりとした口当たりで、しっかりとしたコクを感じます。エンシャントクランに似た味と香りで、全体的に滑らかな印象です。
ロック
一気に甘くスッキリとした味わいになりますが、その一方でコクもしっかりと残っています。
水割り
次いで水で割ります。合わせる水は南アルプスの天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
ストレートで感じたねっとりとした口当たりが復活しており、柔らかな甘さを感じました。水で割っても味に厚みがあります。
ハーフロック(1対1で氷を入れる水割り)
異様にすっきりとした、まるでかき氷のような味わいになりました。
ハイボール
ウィスキーの甘みと炭酸の酸味がぴったりと合っていて、スッキリとしたバランスの取れた味になりました。
厚みのある味だった
全体的に水で割っても氷を入れても崩れない、厚みのある味わいが印象的でした。
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◆ねっとりとした甘さのウィスキー