今回は伊勢神宮外宮の御朱印は「外宮之印」と日付だけというシンプルさです。。伊勢神宮は2千年以上の歴史を持つ日本を代表する神社で、天照大御神を祀る内宮に対し、外宮は豊受大御神をお祀りしています。
御朱印は「外宮之印」と日付だけ
御朱印所
御朱印は神楽殿で頂けます。シンプルな御朱印であるため回転が速く、たとえ行列ができていてもすぐに順番が回ってきます。
受付時間
10月・11月・12月5:30頃~17:00
1月・2月・3月・4月・9月5:30頃~18:00
5月・6月・7月・8月5:30頃~19:00
初穂料300円ほど
御朱印
令和元年12月29日付
平成29年6月8日付
「外宮之印」という朱印と日付だけです。グレードの高い神社の御朱印はシンプルという傾向がありますが、日本一グレードの高い神社の御朱印は究極にシンプルなものでした。
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伊勢神宮とは
神宮125社
伊勢神宮という社名はあくまでも鹿島神宮や香取神宮といった他の神宮と区別するための通称で、正式名称は地名が付いていないただの「神宮」です。実際には伊勢市周辺の4市2郡に分布する125の神社の集合体であり、内宮と外宮という2つの正宮の他に別宮・摂社・末社・所管社という具合にランク付けされています。
式年遷宮
伊勢神宮では原則として20年ごとに2つの正宮、14の別宮の全ての社殿を寸分違わぬ大きさで新たに建て、古い社殿から新しい社殿に神座を遷します。これが1300年以上続く式年遷宮で、その際に714種1576点の神宝も造り替える他、内宮の宇治橋も架け替えるなど伊勢神宮最大の祭りとなっています。
遷座が終わった旧社殿は解体され、そこで発生する古材は全国の神社に譲渡されて建物の修復などに使われています。
神明造
伊勢神宮特有の社殿の建築様式を神明造といい、外側に飛び出して棟まで達する2本の棟持柱が最大の特徴です。(写真は内宮の御稲御倉)
よく見ると柱と梁の間に隙間があり、屋根を支えているのは柱ではなく壁であることがわかります。
屋根の重みで壁板同士が密着して気密性を高めていますが、長い時間の経過による圧縮や風化によって壁板が縮むと密着を保てなくなります。それが20年ごとに式年遷宮を行う事の理由の一つと言われています。
外宮とは
天照大御神を祀る内宮に対し、外宮は豊受大御神をお祀りしています。
豊受大御神は天照大御神のための食事を司る神であり、そこから転じて衣食住・産業の守り神でもあるとされています。雄略天皇の時代に天皇の夢枕に現れた天照大御神のお告げにより丹波から等由気大神を伊勢に招いてお祀りしたのが始まりと言われています。
神宮の祭典は「外宮先祭」と言われ外宮が先という慣習となっており、お参りも外宮からまわるのが正しい順路とされています。
境内の代表的なみどころ
案内図
表参道入口
火除橋
内宮が右側通行なのに対し、外宮は左側通行です。
清盛楠
火除橋を渡ってすぐ右手にあります。平清盛が勅使として外宮を訪れた際、枝が冠に振れたことに激怒してこれを切らせたという伝説が遺されています。
一の鳥居
四至神(みやのめぐりのかみ)
五丈殿・九丈殿に隣接して榊の木が植わっているだけですが、これで一つの神社で外宮神域の守り神です。
五丈殿・九丈殿
伊勢神宮の儀式は雨天決行ですが、神様にお供えする食事を雨天時にはこちらでお祓いします。
三ツ石
古殿地の前にあり、式年遷宮の際に神宝や奉仕員をお祓いする場所です。パワースポットとして多くの人が手をかざしていました。
亀橋
別宮に向かう参道の途中にあります。
ちょうど亀のような形をしているのでこう呼ばれています。
忌火屋殿
1日2回神様に供える食事である神饌を作る場所です。(火起こしから始まる)
右端の社殿が正宮内の御饌殿で、神饌はこちらに運ばれます。
古殿地
ここは前回の遷宮まで御殿が建っていた場所で、正宮と同じ広さがあります。伊勢神宮では式年遷宮のために隣接した場所に同じ広さの古殿地があるのです。中央にあるのは「心御柱」を納めた覆屋です。
正宮
ここから先は撮影禁止です。
拝殿の脇に出ると、神明造の社殿が連なる正宮の全体像を見ることができます。雰囲気的には熱田神宮の別宮八剣宮に似ていますが見る者を圧倒する迫力が全然違います。
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外宮の別宮
別宮とは
伊勢神宮には正宮の他に別宮と呼ばれるお宮があります。別宮とは正宮の『わけみや』という意味で、正宮に次いで尊いお宮のことです。外宮の別宮は4宮ありますが、月夜見宮以外の3宮は外宮境内にあります。
別宮も正宮同様に20年ごとに式年遷宮が行われ、そのための古殿地があります。
風宮
風雨を司る神様を祀っており、もともとは農作物が自然災害を避けて順調に育つように祈りをささげた参道沿いの小さな社でしたが、蒙古襲来に際して暴風を起こして国難を救ったとして一躍別宮に昇格しました。その後も国難に遭うたびに祈りが捧げられてきたようです。
土宮
古来この地の鎮守であり、宮川堤防の守護神です。他の全ての別宮が南向きであるのに対してこの土宮だけが東向きですが、理由はわからないそうです。
多賀宮
外宮に属する別宮に中で最上位に位置しています。古くは「高宮」とも称され、小高い丘の上に鎮座していることからこのように呼ばれています。荒御魂と呼ばれる豊受大御神の荒々しく働くときの魂を御祭神としています。
別宮遥拝所
多賀宮は長い石段の上にあるため、お参りできない人はこちらから拝むことができます。
せんぐう館
式年遷宮の資料館で、式年遷宮に関する数多くの貴重な資料が展示されています。時間さえあればいつまでも見ていられるような展示品ばかりで、特に外宮正宮の原寸大模型は圧巻でした。
せんぐう館からは美しい勾玉池の景色を楽しむことができます。
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◆伊勢神宮内宮の記事
◆伊勢神宮内宮別宮の月夜見宮
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