酒とうどんと御朱印の日々

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〖溝の口〗まっち棒の中華そばは甘さを控えた甘辛さだった

「まっち棒」は和歌山ラーメンが全国的な知名度を獲得するきっかけを作った店で、現在では溝の口にのみ出店しています。茶色く濁ったスープはいかにも甘辛そうですが、実際は甘さを控えた濃厚でコクのある味わいでした。

和歌山ラーメンのパイオニアである「まっち棒」

まっち棒の外観

まっち棒は田園都市線溝の口駅南口を出てすぐの場所に位置する和歌山ラーメンの店です。

和歌山ラーメンは主に和歌山県北部で食べられているラーメンで、この地域特有の豚骨醤油味のスープとストレートの細麺が特色となっています。

和歌山ラーメンは今でこそ札幌ラーメンや喜多方ラーメンに匹敵するご当地ラーメンの雄となっていますが、注目されるようになったのは比較的最近だったといいます。地元の人たちは自分たちが食べているラーメンが和歌山独特のものとは認識しておらず、そのため和歌山ラーメンという呼び名もありませんでした。

今回ご紹介するまっち棒が1990年代後半に東京に進出した際に初めて和歌山ラーメンという名称を使用し、また新横浜ラーメン博物館に井出商店が出店したことにより注目されるようになりました。

和歌山ラーメンには2タイプある

まっち棒が東京で最初にオープンしたのは池尻大橋で、その後都内の各所に積極的に出店したようですが、現在では溝の口店のみとなっています。

豚骨を醤油で煮込んで味を染み込ませ、その豚骨を炊きこんでスープを作る醬油ベースの豚骨醤油味が和歌山ラーメンの多数派で、それに対してまっち棒や井出商店は豚骨をゼラチン質が解けるまで煮込み、ドロドロに乳化したスープに醤油を合わせて味を調整する豚骨ベースなのだといいます。まっち棒の場合、新しいスープを2日間寝かせ、それを古いスープにつぎ足すことにより独自の味わいを出しているそうです。

甘さを控えた「甘辛さ」が特徴

溝の口駅南口のまっち棒

溝の口駅の利用者の大半が通る中央口ではなくマニアックさが漂う南口、マッチ棒はそこからさらに路地に入った場所に位置しています。

すぐ近くにはまだ明るいうちから道路に椅子を出して客が酒を飲み始めているような店がすぐ近くにあり、若干ワイルドさも感じられるエリアです。

まっち棒の中華そば

シンプルに中華そばを注文しました。

茶色く濁ったスープが特に印象的で、まだ映像でしか見たことのない徳島ラーメンを思わせるものがありましたが、見た目と違って甘辛くはありません。コクはありながらスッキリとしており、「甘辛い」から甘さをできるだけ控えたような、あるいは甘さをできるだけ控えた牛丼のタレのように感じました。

麺はストレートの細麺ですが、博多ラーメンのように早く食べないとのびてしまうということもなく、最後まで硬さを維持しています。

特性ダレで煮込んで3日間寝かせたというチャーシューは適度にほぐれ、濃厚なスープ、しっかりとした細麺としっかりと調和していたと思います。

まっち棒 溝の口店

営業時間 11:30~翌1:00

定休日 無休

★スマホで御覧の方はPCでも見て頂きますと写真がよく見えます

◆溝の口には美味しい店が多い

www.goshuinbukuro.com

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