スコッチウィスキーのリチャードソンは熟成が「3年以上」ということもあって税込みで900円前後という破格の値段ですが、この値段なら余裕で許せるという味わいでした。
1000円以下のウィスキーを買うのは博打に近い
酒を飲むという行為はその日一日で最大のお楽しみですから、やはり美味しい酒を飲みたいものです。ウィスキーはそのほとんどが700mlですから、万一不味い酒を買ってしまった場合、飲み切るまでの数日間は我慢を続けなければならず、これは辛いものがあります。
一本2000円以上のウィスキーであればたとえ何を飲んでもほぼ間違いというものはありませんが、1000円台になるとたまにハズレを掴んでしまうことがあります。ましてや1000円を切るウィスキーを買うというのはもはや博打に近いものがありますが、「安くて美味しいウィスキーを紹介する」というのも当ブログの重要なテーマであり、たまには挑戦してみなければなりません。
税込みでも1本1000円を切るリチャードソン
今回のリチャードソンは税抜きで898円、税込みでも969円です。税込みで1000円を切るのは当ブログでは初めてではないかと思います。(税込みでも900円を切っていることもある。)
リチャードソンはスコットランドのウィスキー銘醸地であるスペイサイドのモルトを使用し、グラスゴー近郊のBathgateの工場で伝統的なブレンド技術により3年以上熟成されています。現在は世界15カ国以上で販売され、多くの愛飲家に親しまれています。
「3年以上」というのはバーボンではちょくちょく見ますが、スコッチでは初めてです。スコッチを名乗るためには様々な条件があり、そのうちの一つが「3年以上の期間において熟成されていること」ということで問題はなく、これが値段の安さにつながっているのかもしれません。
ストレート
これまで飲んできたスコッチにはない香ばしさのようなものを感じます。スモーキーとは全く違っており、香ばしいとしか形容詞を思いつきません。意外にコクがあって濃厚な甘さがあり、飲み込むと喉が熱くなります。
ロック
氷を入れて冷やすことにより香ばしさに加えて甘さが出てきたように感じます。少々荒っぽさを感じますが、悪くないと思います。
水割り
次いで水で割ります。
併せる水は箱根の森の天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない)
滑らかな甘さと香ばしさが混在していますが、どちらかというと甘さの方がより引き立っています。
ハーフロック(1対1で氷を入れる)
バランスが取れていますが、味が何とも弱く、ジュースに近いものを感じました。
ハイボール
上戸彩さんのCMで有名なソーダストリームを使用してつくった私好みの炭酸水を使用します。
炭酸の酸味がなかなかに素敵ですが、本来持っていた濃厚な甘さがすっかり消えてしまいました。
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税込み1000円以下なら余裕でOK
強靭さや分厚さは全く感じませんが、コクとまろやかさがあり、「香ばしい」という何とも不思議な味わいのウィスキーでした。不味いということは決してなく、税込みでも1000円以下という値段であるのなら余裕でOKだと思います。
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