今回は町田のウエストをご紹介します。ウエストは九州地方を中心に展開しているチェーン店で、焼肉、中華、居酒屋などさまざまな業種に進出していますが、最近では特にうどんの評価が高く、博多三大うどんの一つとまで呼ばれています。九州以外では千葉に8店、東京に1店出店していますが、その1店が何と町田にあります。
「うどんこそ博多のソウルフード」らしい
東京で生活している者にとっては博多といえば「豚骨ラーメン」というイメージがありますが、タモリや博多華丸・大吉といった地元出身の有名人は「うどんこそ博多のソウルフード」と繰り返し言っています。
特色としては麺が柔らかいことで、博多うどんは全般的に茹で時間が長く、とある有名店では40分かけて茹でているといわれています。どちらかというとだしの味をしっかりと味わうために麺があるというタイプのうどんといってもいいかもしれません。
博多では有名な人気店だった
博多うどんについて調べてみると、「牧のうどん」「資さんうどん」といった店と並んでウエストは必ず登場する人気店です。
街道沿いに複数の業態の店を並べるドライブイン形式で昭和41年に創業し、現在では全業態で約200店となっています。15年ほど前からうどんの売上が上がってきており、約120店がうどん屋であるといいます。
年中無休24時間営業の店が多く、価格が安くて居酒屋メニューも充実しているのが特徴です。製麺所に特注している麺はチェーン店と侮ってはいけないとまで言われており、地元には熱烈なファンが多いそうです。そのようなウエストが東京で唯一出店しているのが町田店です。
世界一を目指す「一果相伝」マスクメロン。甘くても美味しさの余韻が残り、形はあるのに噛めば柔らかく「ジューシー」食感。まさに「美味しさの結晶」
ふんわりとしているがモチモチ感もあった
町田店は町田街道沿いの、中心部からは車で15分ほどの場所に位置しています。店の前はこれまで何回も通っていますが、ここにそんな有名店があるとは全く気付きませんでした。
食事時であったので駐車場は満車となっています。
東京ということを意識しているのか、メニューは完全に蕎麦が中心となっています。
注文したのは丸天うどんの大盛です。
この丸天は、魚の練り物を揚げたもので、どんぶりに合わせた丸い形の天ぷらだから「丸天」と呼び、四角に揚げたものは「角天」なのだそうです。
一般的に「やわらかい」といわれる博多のうどんの中で、ウエストは比較的に麺がしっかりした方だといいます。ふんわりとはしていますがしっかりとしたモチモチ感もあり、口の中であちこちにまとわりついてくるのが何とも快感です。だしは『あじこ』や『いりこ』など材料を厳選しており、何ともほっとする味わいでしたが、色も味も想像より若干濃く、この点でも東京ということに配慮しているのかもしれません。
注文の時に「丸天はカットしますか?」と店員さんから聞かれますが、カットなどしないで丸のままかぶりつきましょう。
若干アレンジしているかもしれないが貴重な店
昨今の讃岐うどんブームのおかげで東京でも容易においしいうどんが食べられるようになっています。それにもかかわらず日本中の郷土料理が集結したような東京で、博多うどんの店はほとんどないように思います。ウエスト町田店は若干東京向けにアレンジしたものを感じますが、基調な博多うどんの有名店であり今後も通ってみたいと思います。
ウエスト町田店
営業時間:11:00~23:00
定休日 無休
世界一を目指す「一果相伝」マスクメロン。甘くても美味しさの余韻が残り、形はあるのに噛めば柔らかく「ジューシー」食感。まさに「美味しさの結晶」
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