御朱印とうどんを極めたい!!

思うところがあってブログタイトルをリニューアルしました。今後とも一層の御贔屓をお願い申し上げます。

〖砂糖楓〗ジャックダニエルは「ドライ」な後味が印象的だった

ジャックダニエルは角ばったボトルに黒いラベルが貼られた酒売り場でも一際目立つ存在で、バーボンウィスキーでありながらそれ以上にテネシーウィスキーであることを主張しています。ジャックダニエルの主力銘柄「オールドNo.7」が単一銘柄のウィスキーでは世界一の売り上げであるともいわれています。

7歳から働き始めたジャックダニエル

テネシー州の貧困な家庭で生まれ育ったジャックダニエルは7歳からウィスキーを製造・販売していた宣教師のもとに働き始めますが、そこでウィスキーの製造技術を習得し、1863年に弱冠13歳で牧師よりウィスキー事業のすべてを引き継ぎます。蒸留した原酒を樽詰めする前にサトウカエデの炭で濾過するチャコール・メローイング製法でのウィスキーの造りは、この時に伝授されたといわれています。

ジャックダニエルのボトル

1866年には自分で造ったウィスキーを自分の名前を刻んだ陶器のボトルに詰めて販売を開始し、1904年のセントルイス万国博覧会に現在のブラックラベルである「オールドNo.7」出品します。ここで世界各国のウィスキーの中で唯一金賞を獲得し、これによって世界的に認められる存在となりました。数多くの試作品の内、7番目のレシピを使用しているので「オールドNo.7」なのだそうです。

蒸留済みの原酒をサトウカエデの炭で濾過するテネシーウィスキー

ジャックダニエルはバーボンウィスキーですが、それ以上にテネシーウィスキーであるとされています。

アメリカの連邦アルコール法によるとバーボンとは

1.原料にトウモロコシを51%以上使用(80%以下)
2.アルコール度数80度以下で蒸留
3.内側を焦がしたホワイトオークの新樽に62.5度以下で樽詰めする
4.水以外を加えずに、アルコール度数40度以上でボトリングする

とされています。テネシーウィスキーではこれに加えて

1.テネシー州で生産されていること
2. 蒸留した原酒を樽詰めする前にサトウカエデの炭で濾過する
という2つの条件が加わります。そのためエネシーウィスキーは全てバーボンでもあるのです。

工場内に大型消防車を配備しているジャックダニエル

ジャックダニエルでは製造の肝である炭まで自社で製造しています。

製材所で約4cm角に切断したサトウカエデを約2〜3週間をかけて櫓状に組んで乾燥させ、蒸溜したての原酒を振りかけて一気に燃やします。

およそ2時間かけて焼いた炭を細かく砕いたら、深さ約4メートルある専用の濾過槽に敷き詰め、蒸溜したばかりの原酒を垂らします。濾過は、数日かけて行いますが、そうすることで、ウィスキーから雑味が取り除かれ磨きがかかるのです。

大量のアルコールを貯蔵し、自社で炭焼きまで行っていることから火災対策として創業間もない頃から自衛消防団を結成しており、工場内には大型消防車まで配備しています。

アメリカのウイスキー

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ストレート

ジャックダニエルのストレート

分厚く力強い味わいで、アルコール分が口の中にこもり、最初の一口はブホッとむせてしまいました。ミント風味のドライさが印象的ですが、ほんの少しの甘さも感じます。

ロック

ジャックダニエルのロック

一瞬だけ果実の風味を感じます。氷を入れて滑らかになり、甘さがより分かるようになったと思います。ミント風味がほろ苦さに変化したように感じました。

水割り

次いで水で割ります。

ジャックダニエルと箱根の森の天然水

合わせる水は南アルプスの天然水です。

トワイスアップ(1対1で氷を入れない)

ジャックダニエルのトワイスアップ

アルコール感が弱まり、ふんわりと柔らかい味わいとなりました。ほんのりと甘く、それでも後味はしっかりとドライで、ストレートに比べるとずいぶんと飲みやすくなっています。

ハーフロック(1対1で氷を入れる)

ジャックダニエルのハイボール

ざらざらした甘さとほろ苦さが口の中で膨らみました。意外にいいと思います。

ハイボール

上戸彩さんのCMで有名なソータストリームでつくった私好みの炭酸水を使用します。

ジャックダニエルのハイボール

ほろ苦さが和らいで柑橘系の味になりました。異様にスッキリとしており、アルコール風味の炭酸飲料といった印象です。

「ドライ」な後味が印象的だった

四種類の飲み方の中では意外にもハーフロックが一番であったように思います。これまで飲んできたウィスキーはどれも甘さをどのように表現するか苦労してきたのですが、ジャックダニエルではドライな後味が印象的で、これまで感じたことの無い味わいにとにかく驚かされました。

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