今回はバドワイザーをご紹介します。製造しているアンハイザー・ブッシュ社は世界最大のビール生産国アメリカでも最大の生産量を誇る会社であり、この一社だけで日本の全ビール生産量を超えるだけの規模があります。日本で広く市販されている海外ビールの中で、バドワイザーはハイネケンと並んで東西の横綱ではないかと思います。
「キングオブビア」はあくまで自称
バドワイザー(Budweiser)は1876年に製造が開始されたビールであり、チェコのビール名産地である「ブドヴァイス(Budweis)」にちなんで名付けられました。
チェコとは何の関係もないアメリカ人が勝手に命名したものであるため、類似したブランドをもつ現地のビール会社と商標権上の問題が絶えず発生しています。そのため現在でもヨーロッパの主な国では「バドワイザー」を使うことが認められず「バドブッシュ」の名前で販売されています。
世界最大の販売量を誇るビールのバドワイザーには「キングオブビア」という称号がありますが、これはあくまで「自称」であって、誰かからつけてもらったものではありません。
〈お酒を愛し酒肴にもこだわる方注目!〉
「タモリ倶楽部(ドケチ芸人VS高級食品)」でもご紹介。「こんな旨いツナ缶があったなんて」きっと感じていただけます。オーシャンプリンセスホワイトツナはコチラから
軽くも薄くもない厚みのある味わいだった
バドワイザーには「軽い」というイメージがあり、私自身学生時代に一度飲んで「薄い」と感じたため、それ以降全く飲んでいませんでした。それなりに酒のトレーニングも積んで味覚がどう変わったか、今回改めて試してみたいと思います。
バドワイザーといえばキャンペーンガールが着ていたピチピチで超ミニの衣装に描かれた柄が印象的でしたが、現在ではオフィシャルスポンサーとなっているFIFAワールドカップにちなんだデザインとなっています。
今回も愛用している350ml用のグラスで飲みます。
まずは勢いよく注ぎます。
泡が落ち着くまで待ちます。
再び勢いよく注ぎます。
再び泡が落ち着くまで待ちます。
最後にそっと注ぎます。今回もいい感じの泡になりました。
何やらフルーティーな香りがしてきます。苦味はほとんどなく滑らかですが、それでもしっかりとした味わいがあり、喉越しの良さを感じました。決して薄くも軽くもなく、厚みのある味わいのビールであるように感じました。
何とブナの木片を貯蔵タンクに加える
バドワイザーの製造工程で特徴的なのが発酵を終えたビールを熟成する際にビーチウッドと呼ばれるブナの木片をタンクに加えることです。ブナは腐りやすいので建築材には向かず、食器などの加工品にしてもすぐに変形してしまうため、日本では主に薪などに使われているそうですが、それがバドワイザーでは重要な役割を果たしています。ブナのチップがイースト菌と結びつくことにより発酵が促進されコクのあるビールに仕上がるのだそうです。
滑らかでありながら厚みのある味わいはこのブナの木片のおかげであったのかもしれません。
〈お酒を愛し酒肴にもこだわる方注目!〉
ツナ缶への思いとこだわりは日本一!まぐろ・漬け込み油・製法・ラベルデザインの全てにこだわった究極のおつまみ。熟成されたツナの味わいはこちらから
★最後までお読みいただきありがとうございます。
未成年の飲酒は法律で禁止されています。健康のため飲み過ぎに注意しましょう。
◆滑らかな味わいのビールの記事