新東名高速道路の海老名南ジャンクション(JCT)から厚木南インターチェンジ(IC)までの区間(約2km)が1月28日(日)15時に開通します。
「新東名いよいよ神奈川へ!」という見出しだけ見て「えっ!そんなに早くっ?」と食いついただけに、実際の開通区間を見て拍子抜けしました。
圏央道が途中で分岐して2km西に延びるだけですが、相模原方面から厚木へ向かう車がこちらに流れることにより交通量を減少させ、混雑緩和につながるというのがNEXCO中日本の見解です。東名下り線では海老名SAを過ぎてしまえば混雑にぶつかったことなど無く、この見解はいささか信じがたいのですが、新東名の全通に向けてほんの少しだけ前進したと思うことにします。
新東名高速厚木南ICとは
厚木南ICは海老名南JCTを起点とする新東名高速道路の最初のICで、厚木市と平塚市を南北に貫く国道129号線と接続しています。本来2016年度開通予定だったものが用地取得の遅れ等もあって1年遅れとなりました。
国道129号線上り(北行)からの入り口
国道129号線上り(北行)への出口
国道129号線下り(南行)との出入り口
海老名方面
行先の標識が出来上がっています。
御殿場方向
ここを車が走るのはまだまだ先です。
ランプ
料金所から本線を結ぶランプです。
料金所
厚木南IC以西
ここから先はまだまだ時間がかかりそうです。
御殿場JCTから釜利谷JCTまでつながらなくては意味がない
新東名高速道路は海老名南JCTで圏央道と接続することで終点となりますが、最終的には新湘南バイパス、横浜湘南道路、横浜環状南線を経由して釜利谷JCTと接続することにより首都高速や横浜横須賀道路とつながる計画となっています。
現在大和トンネルを拡張して4車線化する工事も進行中ですが、こんなものは付け焼刃で大した効果はないと思っています。この区間の膨大な交通量を裁くには全区間4車線化するくらいしなければ無理であり、それができないのであれば交通量を削減させる抜本的な策が必要です。全国ワースト1位である大和トンネルのあのどうしようもない渋滞をなくすにはしっかりとしたバイパス道路が必要であり、そのためにも厚木南IC~御殿場JCT(新東名)、藤沢IC~釜利谷JCT(横浜湘南道路+横浜環状南線)が急がれます。
今後の開通予定
今後の予定としては新東名は厚木南IC~伊勢原北ICが2018年度、伊勢原北IC~御殿場JCTが2020年度と予定されています。
一方東京側の横浜湘南道路と横浜環状南線もともに2020年度開通予定となっています。用地取得が難航したことにより当初予定より大幅に遅れているだけに、何とか今回の予定は死守して頂きたいと思っています。
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