西新宿の熊野神社では八咫烏のスタンプを押した御朱印を頂けます。熊野大神に仕える三本足の八咫烏を描いた模様は日本サッカー協会のエンブレムとしても使用されており、なでしこジャパンをワールドカップ優勝に導いた勝負運アップのご利益で知られています。
熊野神社の御朱印
御朱印所
御朱印は授与所で頂けます。
初穂料300円
御朱印
日本サッカー協会のエンブレムでもある八咫烏のスタンプが押された御朱印を頂きました。
勝負運アップのご利益
熊野神社では熊野大神に仕える三本足の八咫烏を描いた模様があちこちで見られます。
日本を統一した神武天皇を、大和の橿原まで先導したという神武東征の故事に習い、よくボールをゴールに導くようにとの願いが込めて、八咫烏は日本サッカー協会のマークとなっています。
熊野神社は勝負運アップのご利益で知られています。2011年7月にドイツのフランクフルトで開催されたFIFA女子ワールドカップでなでしこジャパンは見事優勝しますが、選手たちは西新宿の熊野神社をお参りしてからドイツへ向け出発しました。
八咫烏が登場する神社
熊野神社の由緒
熊野神社とはユネスコの世界文化遺産にも指定された熊野三山の御祭神の全部またはどれかを勧請した神社で、全国で約三千社あると言われています。
西新宿の熊野神社は室町時代にこの地の資産家であった鈴木九郎により創建された神社です。もともと紀州の熊野三山の神職を務める家柄でしたが、源義経の配下に入ったことから東国各地を敗走し、九郎の代になってこの地に入りました。
活動を始めるにあたって産土神である熊野三山から若一王子宮を祀りましたが、現在の中野坂上から西新宿一帯の開拓や馬の売買などで財を成し、人々から「中野長者」と呼ばれるまでになったため、熊野三山の十二社権現全てを祀るようになりました。
この地は江戸時代になると湧き水や神田上水、玉川上水等を利用した池や滝がつくられ、八代将軍吉宗が鷹狩に訪れるなど景勝地として賑わいます。明治から昭和にかけてこうした設備は全て失われて景勝地ではなくなりますが、現在でも西新宿から歌舞伎町周辺の範囲を氏子町として人々の信仰を集めています。
アクセス
交通
大江戸線西新宿五丁目駅徒歩約4分
大江戸線都庁前駅徒歩約5分
地図
熊野神社の境内
案内図
大鳥居
十二社の碑
1851年に建てられたもので、当時景勝地として名高かった十二社に姿を紹介しています。
神輿蔵
神社の宮神輿と氏子の町神輿が納められていますが、数が多すぎて数えられませんでした。
神楽殿
狛犬
1727年に寄進されたものです。
拝殿
本殿
大田南畝の水鉢
1820年に奉納された水鉢で、狂歌師として有名な大田南畝の署による銘文が刻まれています。
境内社
大鳥神社
胡桃下稲荷神社
弁天社
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