信州松本の四柱神社(よはしらじんじゃ)は「願い事むすびの神」としてマスコミにもたびたび取り上げられ、「すべての願い事が叶う」パワースポットと言われています。松本駅にも近く、品格のある御朱印を頂けます。
四柱神社の御朱印
御朱印所
御朱印は拝殿向かって左手の授与所で頂けます。
この日はまだ正月期間中という事で書置きのみの対応となりましたが、通常は直書きの御朱印も頂けるようです。
初穂料300円
御朱印
「信州松本」を強調した品格のある御朱印です。
「すべての願い事が叶う」ご利益
松本市内の超一等地に位置する四柱神社
四柱神社は松本市の中心部を流れる女鳥羽川に沿った場所に位置しており、JR松本駅徒歩10分という大変に恵まれた立地となっています。
女鳥羽川は松本城の外堀の機能を持たせるために流路を人工的に変更したものですが、四柱神社はかつての松本城内の大手門付近という超一等地を与えられた神社だという事ができます。
神社が面する通りはもともと女鳥羽川の土手であり、「縄のように細い土手」ということで縄手通りと呼ばれ、江戸期の城下町松本の風景を再現した商店街が多くの観光客を集めています。
四柱神社の由緒
四柱神社は明治7年に設立された神道中教院が起源となっています。
明治政府は国民に対して尊皇愛国思想を広めるために神道を利用しようとしましたが、そのために神仏合併した人材の養成機関として明治5年に設立されたのが神道大教院です。その都道府県単位の活動を統括するために中教院が各地に置かれ、御祭神として天之御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・天照大神を祀りました。
神仏合同の組織など上手くいくはずなく神道大教院は明治8年に早くも解散しますが、各地に組織は残ります。そして明治12年に四柱の大神を祀る神社としてあらたに四柱神社として創建されました。
すべての願い事が叶う「願い事結びの神」
天之御中主神は神様の神様、高皇産霊神は物事を結ぶ神様、神皇産霊神は人を結ぶ神様、天照大神は縁を結ぶ神様です。4柱の神様の担当を合わせるとこの世のすべての分野をほぼカバーすることから、四柱神社はすべての願い事が叶うパワースポットだとされ、プロの占い師がおススメする神社とされています。
市街地のど真ん中という絶好の立地とも相まって、平日の日中にも関わらず多くの人々がお参りに来ていました。
アクセス
交通
篠ノ井線・大糸線松本駅徒歩約10分
地図
長野の寺社
四柱神社の境内
大鳥居
御幸橋
明治13年の明治天皇行幸当日に竣工し、渡り初めを行ったことから名付けられました。
拝殿
創建時の社殿は明治21年の大火で焼失し、現在の社殿は大正13年に再建されたものです。
幣殿・本殿
神楽殿
縁結びの松
二本の松が根元でつながっていることからこのように呼ばれています。
伊勢神宮遥拝所
きちんと南西方向を向いていました。
境内社
招魂殿
西南の役から日清・日露の戦役に至るまでの旧松本市出身の戦没者を祀っています。
伊勢神宮と同じ造りだと思いましたが、調べてみると前回の式年遷宮の際に外宮の社殿を移築してきたものなのだそうです。
恵比寿神社
出雲大社から大国主神、美穂神社より事大主神を勧請したものです。
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