今回はうどん居酒屋として博多で大人気(らしい)の「二〇加屋長介」(にわかやちょうすけ)の「博多丸天うどん」をご紹介します。初めて食べた博多うどんはだしが抜群に美味しく、うどん好きなら一度試してみることをおススメします。
博多のソウルフードはラーメンではなくうどんらしい
東京に住む者としては博多といえばどうしても博多ラーメンをイメージします。私が新卒で某タイヤメーカーに就職し、工場実習で福岡県甘木市(当時)に一ヶ月半滞在していた時、博多ではラーメンばかり食べていましたし、地元の人に連れられて入ったのもラーメン屋ばかりだったのでそう思うのもしょうがないと思うのですが、タモリや博多華丸・大吉に言わせると「博多の人間はラーメンよりうどんを食べる」なのだそうです。
タモリは「うどんにコシはいらない」「うどんは飲み物である」と常に言っています。(タモリは絶対に「コシ」と「硬い」を混同していると思う)恐らくきつねうどんの名店である「道頓堀 今井」のような、だし汁の風味をやわらかいうどんと共に味わうタイプでしょう。これまで香川、秋田、群馬、武蔵野、伊勢、名古屋、大阪と各地のうどんを味わってきましたが、博多うどんは未経験で、機会をうかがっていたところ意外なところで出会うこととなりました。
「将門の首塚」の近くに博多の人気店が出店していた
大手町には「将門の首塚」という不思議な場所があります。
半蔵門線のホームから首塚の最寄りの出口に向かってあのややこしい地下街を歩いていると、いかにも美味そうな店が集まったレストラン街があるではないですか。
その時は時間の関係で素通りしたのですが、自分の中で気になる存在としていつまでも残ったままとなっていました。
改めて訪問して発見したのが今回ご紹介する「二〇加屋長介」です。飲んだ後にうどんで締める「うどん居酒屋」を博多で展開していた店ですが、昨年11月に東京の1号店として中目黒に出店し、今年になってから大手町にも出店しました。
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博多うどんはだしが抜群に美味しかった
博多の人にとってはごぼう天うどんが基本のようですが、ごぼうの天ぷらというものがどうしてもイメージできず、今回は博多丸天うどん大盛を注文します
だしを一口飲んでみると讃岐うどんのイリコだしとは味も香りも全然違っていて、実に澄んだ味わいでした。博多うどんは柔らかいというのが一般的な評判ですが、細目のうどんには若干のコシを感じます。だしがうどんの美味さを引き立てる役割である讃岐うどんに対し、博多うどんの場合圧倒的に美味いだしでうどんを包み込んでいるように感じました。大阪のきつねうどんと同様にだしを美味しく味わうためのうどんという印象です。
丸天というのは魚のすり身を揚げたもので、丸いから丸天であり四角い時は角天というのだそうです。味も食感もだしとうどんの調和を壊さないものとなっており、きつねうどんのお揚げのように煮汁が溶けだしてだしの味が途中から変わってくるということはありません。
最終的にだしは最後まで飲み切ってしまいました。
博多うどんは一度試してみるに値するうどんだった
初めて食べてみた博多うどんでしたが、思いのほかおいしく味わうことができました。「博多うどんは関門海峡を越えられなかった」というのは博多人の自虐ネタのようですが、東京にもこのような店を発見できたのは幸運でした。
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二〇加屋長介 大手町店
営業時間:11:00~15:00 17:00~23:00
定休日:土・日・祝日
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