鹿島神宮では2種類の御朱印を頂けます。国譲りの神話にまつわる神社で香取神宮、息栖神社と並んで東国三社の一つとされており、境内には様々な見どころがあります。
御朱印は2種類頂ける
御朱印所
御朱印は祈祷殿で頂けます。こちらで先に御朱印帳を預けてから奥宮へ行くといいと思います。
受付時間8:30~16:30
初穂料300円
御朱印
こちらでは鹿島神宮と奥宮の2種類の御朱印を頂けます。
鹿島神宮
大変に格調の高い御朱印です。
奥宮
祭神である武甕槌大神の荒ぶる魂を祀っているだけあって、御朱印にも「荒魂」と記されています。
東国三社巡りの記念品
東国三社の御朱印が揃ったので記念品を頂きました。上に穴が空いているので糸やひもを通せるようになっているのですが、決まった使い方というのは特になく、飾りにしたり、お守りにしたりと、自由に決めていいそうです。
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国譲りの神話に基づいた神社
神話の時代、高天原(天上の神々の国)を治めていた天照大御神は、葦原中国(あしはらのなかつくに / 日本のこと)は自分の息子が治めるべきだと考え何人もの神を出雲の大国主神のもとに送りますが、全て大国主神に取り込まれてしまい誰も帰ってきません。最後の手段として送り込まれた武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)は大国主神の前に剣を突き刺してその上に胡坐をかき、国譲りを迫ります。
既に隠居状態だった大国主神は二人の息子に判断を委ねると、一人は絶対服従の意思表示をして国譲りに同意します。しかしもう一人は武甕槌大神に力比べを挑んで投げ飛ばされ、信濃国の諏訪の湖のほとりまで逃げて降参しました。
これが諏訪大社の御祭神の健御名方神で、この地から出ないと約束して、諏訪の神になったといわれています。諏訪大社上社本宮は鹿島神宮の真西に位置していますが、鹿島神宮の社殿が北向きでありながら楼門が西向きなのは諏訪を見張っているからともいわれています。
鹿島神宮は国譲りの神話において武威を示した武甕槌大神を御祭神として祀っていることから、奈良、平安の頃より国の守護神として篤く信仰されるようになりました。中世~近世になると、源頼朝、徳川家康など武将の尊崇を集め、武神として仰がれるようになります。現在でも仕事や学業のご利益で知られており、勝利を司る国内屈指のパウェアースポットとしても人気があります。
香取神宮と同様に社格が高く、明治以前においては「神宮」と呼ばれたのは伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮だけでした。元旦の早朝、一年で最初に行われる宮中祭祀である「四方拝」において、天皇に遥拝される一社でもあります。
アクセス
交通
JR東京駅八重洲南口より高速バスかしま号(鹿島神宮駅行き)「鹿島神宮」下車
鹿島線鹿島神宮駅徒歩約8分
鹿島神宮へのアクセスとしては東京駅から高速バスがガンガン出ておりこれが最も便利です。(鹿島線は1時間に1本程度しかない)
私は息栖神社から成田線と鹿島線を乗り継いで向かいましたが、鹿島神宮駅に到着する直前、進行方向右手に鹿島神宮の一之鳥居が見えます。川底からの高さ18.5メートル、幅22.5メートルで水上鳥居としては日本最大の規模を誇ります。
この地は古来から水運による経済や文化の要衝であると同時に鹿島神宮参拝の玄関口でした。
地図
鹿島神宮境内の見どころ(拝殿周辺)
鹿島神宮の敷地は東京ドーム15個分の広さがあり、その中には多くの見どころがあります。
大鳥居
東日本大震災により倒壊した御影石の鳥居に替わり、境内に自生する杉の巨木を用いて平成26年6月1日に再建されました。
境内案内図(拝殿周辺)
楼門(重要文化財)
水戸徳川初代藩主の頼房により奉納されたもので、高さ約13mで日本三大楼門の一つに数えられています。(他の二つは筥崎宮と阿蘇神社)
二郎杉
境内で2番目に大きい杉で高さ40m、樹齢は700年とみられています。一番大きな御神木は本殿の後ろにあって立ち入ることができませんでした。
社殿(重要文化財)
徳川秀忠が寄進したもので、手前から拝殿、幣殿、石の間、本殿の四棟からなっています。
本殿
社殿の一番奥にあり、御祭神の武甕槌大神を祀っています。
仮殿(重要文化財)
徳川秀忠による社殿造営の際、一時的に御祭神をこちらに遷しました。
境内社
稲荷社(末社)
沼尾神社・坂戸神社遥拝所
そのほかに末社の須賀社、熊野社、津東西社、祝詞社があります。
高房社(摂社)
武甕槌大神に最後まで服従しなかった天香香背男を抑えるのに大きく貢献した建葉槌神が御祭神です。まずこちらに参拝してから本宮を参拝するのが古例のようです。
御厨社(末社)
鹿島神宮の神饌を預かる神です。
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鹿島神宮境内の見どころ(奥宮周辺)
奥参道
奥参道は砂地でした。海が近いからでしょうか。
鹿園
鹿島神宮では鹿が神鹿として大切にされています。
熱田社(末社)
奥宮
徳川家康が関ヶ原戦勝の御礼に現在の本殿の位置に本宮として奉納したものを、その14年後に新たな社殿を建てるにあたりこの位置に遷してきたものです。祭神である武甕槌大神の荒ぶる魂を祀っています。
要石
香取神宮と同様に地震を起こす鯰の頭を抑えていると古くから伝えられています。
御手洗池
1日に40万リットル以上の湧水があり、水底が一面見渡せるほど澄みわたった池です。昔は参拝する前にここで禊をしたといいます。
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◆東国三社の一つである香取神宮の記事
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