下総国一宮で、全国に約400社あると言われる香取神社の総本社である香取神宮は、鹿島神宮、息栖神社とともに東国三社の一つとされています。元旦の早朝に天皇が遥拝する社格の高い神社で、グレードの高い神社特有のシンプルな御朱印を頂けます。
- 香取神宮の御朱印
- 最も問題なアクセス
- 由緒とご利益
- 参道の見どころ
- 重厚な雰囲気が漂う境内の見どころ
- パワースポットとして有名な要石
- 伊勢神宮の古材を利用した奥宮
- 境内社
- アクセスは不便だが有難みのある神社
香取神宮の御朱印
御朱印所
御朱印は拝殿右隣の授与所で頂けます。香取神宮、鹿島神宮、息栖神社の東国三社の御朱印が揃うと記念品を頂けます。
初穂料300円
御朱印
グレードの高い神社特有のシンプルで格調の高い御朱印です。
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最も問題なアクセス
交通
成田線・鹿島線香取駅徒歩約26分
成田線佐原駅より千葉コミュニティーバスで約15分
香取神宮にお参りする際に最も問題となるのはアクセス面です。私は往復バスを利用しましたが、本数が少ないため香取駅から歩くのが良いのではないかと思います。
※千葉コミュニティバスに関し、詳しくはコチラから
地図
由緒とご利益
香取神宮は神話に登場する国譲りの際に活躍した経津主大神(ふつぬしのおおかみ)です。
はるか昔、高天原(天上の神々の国)を治めていた天照大神は、葦原中国(あしはらのなかつくに / 日本のこと)は自分の息子が納めるべきだと考え、何人もの神を出雲の大国主神のもとに送りますが、大国主神の家来になったり娘と結婚してしまったりしてことごとく取り込まれてしまい、高天原に誰も帰ってきません。
最後の切り札として送られた経津主大神と武甕槌大神(鹿島神宮の御祭神)が剣を抜き逆さに突き立て武威を示すと、大国主神は出雲に神殿を建てることと引き換えに葦原中国を譲ったという話です。
これで葦原中国の平定が完了し、この後瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が猿田彦大神の案内により高千穂に向かう「天孫降臨」のお話になります。
大国主神に対して武威をしめしたということで勝ち運や仕事運にご利益があるとされ、スポーツ選手や競争が激しい芸能関係の方にも人気がある神社です。
参道の見どころ
朱塗の大鳥居
神域の入り口となります。
案内図
本殿・拝殿周辺の他、要石や奥宮は忘れないようにお参りするつもりです。
石鳥居
総門
楼門
重要文化財の楼門です。五代将軍徳川綱吉によって1700年に造営されました。
楼上の額は東郷平八郎の筆によるものです。
重厚な雰囲気が漂う境内の見どころ
拝殿
本殿・幣殿の大改修に伴い昭和15年に新築された拝殿で、重厚な造りに極彩色の装飾が映えています。拝殿と本殿の2棟を一体化した権現造で、拝殿の奥に本殿の屋根が見えます。
本殿
拝殿の裏側の本殿は国の重要文化財です。楼門と同様に1700年に造営されました。全国でも屈指の豪壮華麗さを誇っています。
御神木
拝殿向かって右側にあり、樹齢約1000年と伝えられています。
祈祷殿
昭和15年の大改修まで拝殿として使用されていました。
三本杉
有名なパワースポットです。
源義家が「天下太平・社頭繁栄・子孫長久」の三つの願を掛けると1本の杉が3本に裂けたといいます。
桜馬場
境内北側にあり神の使いとされる鹿が飼育されています。
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パワースポットとして有名な要石
香取神宮と鹿島神宮にはパワースポットとして有名な要石があります。
地中に住んで地震を起こす大鯰を押さえつける守り神とされています。鹿島神宮と香取神宮の要石は大鯰の頭と尾を抑える杭といわれ、見た目は小さいが地中部分は大きく、決して抜くことはできないとされています。(水戸光圀が試してダメだったといわれている)
伊勢神宮の古材を利用した奥宮
奥宮は要石の近くに鎮座しています。
千葉県の天然記念物である「香取神宮の森」に包まれています。
奥宮は経津主大神の荒ぶる魂である荒御魂を祀っています。勝ち運の神様の荒ぶる魂を祀っているのですから相当なパワースポットです。
社殿は昭和四十八年伊勢神宮御遷宮の折の古材に依るもので、神明造の特徴がしっかりと残っています。
境内社
匝瑳神社
大刀自神社
鹿島新宮
香取護国神社
昭和21年に創建された香取護国神社です。明治以降の国難に殉じた香取郡出身の御霊を御祭神としています。
アクセスは不便だが有難みのある神社
彫刻や美しい装飾をちりばめた絢爛豪華な神社はいくつも思いつきますが、それとは少し方向の違う豪壮華麗さで、似たような神社はちょっと思いつけません。アクセスが不便な分だけ有難さも増し、お参りしてよかったと思える神社です。
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