腰越の小動岬に鎮座する小動神社(こゆるぎじんじゃ)ではダイナミックな書体の御朱印を頂けます。東西を結ぶ交通の要衝であることからかつては番所が置かれていましたが、現在では江の島を望む展望台となっています。
- 小動神社の御朱印
- 小動神社の由緒
- アクセス
- 小動神社の境内
- 境内社
- 江の島を望む展望台
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小動神社の御朱印
御朱印所
御朱印は参道脇の授与所で頂けます。
初穂料300円
御朱印
ダイナミックな御朱印を頂きました。
小動神社の由緒
源頼朝に伊豆配流の時代から仕えていた佐々木盛綱が、源平合戦に際して父の領国である近江の八王子宮を勧請したことが小動神社の起源とされています。江の島弁財天にお参りした際にこの地を訪れ、大いにその風光を賞して勧請の地と定めたといいます。
腰越は京都から鎌倉入りする際の重要なルート上にあることから、古来から度々歴史の舞台に登場してきました。1185年に源平合戦において活躍した源義経は、念願の平家討滅を成し遂げたにも関わらず兄である頼朝から鎌倉入りを拒絶されこの地で足止めされます。
1333年の鎌倉攻めでは新田義貞がこちらのルートを使って鎌倉に突入しました。その際にこちらで戦勝祈願を行い、戦に勝つと太刀と黄金を神社に寄進し、これにより社殿を建て直すことができました。
「こゆるぎ」という名前は、風もないのに揺れる美しい松である「小動の松」がこの岬の山の頂にあったことに由来しています。
アクセス
交通
江ノ電腰越駅徒歩約3分
地図
周辺の寺社
小動神社の境内
一の鳥居
腰越駅で江ノ電を下車し、海岸沿いを走る国道134号線を渡ると小動神社の一の鳥居があります。
山車の倉庫
毎年7月に開催される天王祭において各地区を巡る山車が収められています。
二の鳥居
社殿
赤いほっかむりをした狛犬は地元の漁師の寄進だそうです。
小さいながらも堂々たる権現造の建物です。
本殿
境内社
稲荷社・金刀比羅宮
海神社
漁業の神、航海の神をまつる海神社(わたつみじんじゃ)です。
第六天社
諸願成就の神である第六天神を祀っています。
江の島を望む展望台
境内には展望台がありました。幕末にはこの地に番所が設置され、異国船が渡来した場合の通報拠点とされていました。
展望台から望む江の島の姿です。小動神社は水陸の交通においても風光の面でも重要な場所に位置していたといえます。