今回は伊勢角屋麦酒のブラウンエールをご紹介します。伊勢を訪れた際に最後に立ち寄った二見ヶ浦の土産物屋で飲んだもので、コクがあって何とも美味であったため土産としてさらに1本購入したのです。ローストした麦芽を使用することによる香ばしい甘みやロースト香が特徴で、見た目も濃色となっています。
もともと茶店としてスタートした伊勢角谷麦酒
伊勢角屋麦酒は伊勢神宮内宮門前のおはらい町通りの目立つ場所に出店しています。
「カキフライ串」で知られています。
元祖である角屋の創業はおよそ440年前の1575年で、お伊勢参りのために船で伊勢までやってくる人々のために船着き場で営業を開始した茶店としてスタートしました。渋谷の三軒茶屋の話を先日しましたが、こちらは角屋と湊屋の二軒であったため二軒茶屋と呼ばれ、茶菓子として出していた黄粉餅はいつしか二軒茶屋餅と呼ばれて現在に至っています。
大正期に入ると餅づくりを続ける一方で味噌の醸造を開始し、現在でも昔ながらの木樽を使っての醸造を続けています。
そして20年前に新たな取り組みとしてビールづくりを開始し、試行錯誤を繰り返す中で各種の国際大会でいくつもの賞を受賞するような地ビールメーカーとして現在に至っています。
新たな定番商品として開発されたブラウンエール
ブラウンエールは新たな定番商品を作り上げようということで、これまで培ってきた経験と技術を駆使して2007年に誕生させたもので、2010年に開催されたイギリスのビール審査大会で高い評価を得ています。ローストした麦芽を使用することによる香ばしい甘みやロースト香が特徴で、見た目も濃色となっています。香りと苦みをまとめるため、4種類のホップをそれぞれ違うタイミングで投入するということまで行っています。
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濃厚でコクのある味わいだった
以前「必ずもらえる」企画でドライプレミアムを飲みに飲んで入手したグラスです。ビールを飲む際は欠かせません。
まずは勢いよく注ぎます。
泡が収まるのを待って再び勢いよく注ぎます。
再び泡が収まるのを待って、最後はそっと注ぎます。今回もいい感じの泡になりました。
むしろ黒ビールといってもいいくらい鯉色合いのブラウンが印象的です。匂いに比較的鈍感な私はビールで香りを感じることは少ないのですが、ブラウンエールからは果実を思わせる甘い香りを感じました。
飲んでみるとキレは少ないが濃厚でコクがあり、そして舌の奥の方で爽やかな苦味を感じます。
今後も各地の地ビールを紹介していきたい
平成6年4月の酒税法改正で、ビールの年間最低製造量が2,000キロリットルから60キロリットルに引き下げら、これにより全国各地に少量生産のビールメーカーが続々誕生しました。どれをとっても四大メーカーから発売されているどのビールとも全く違う個性的な味わいであり、それぞれの地域の楽しみとなっています。
今後も各地の個性的なビールをご紹介していきたいと思います。
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未成年の飲酒は法律で禁止されています。健康のため飲み過ぎに注意しましょう。
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