安国論寺ではとても力強くかっこいい書体の書置き御朱印を頂けます。日蓮が危ういところを襲撃から逃れて逃げ込んだとされる南面窟など、境内には見どころが数多くあり、富士見台からは絶景が楽しめます。
安国論寺の御朱印
御朱印所
御朱印所は山門を入ってすぐ左手にあります。御朱印帳をあらかじめ預けておくと、書置きのものを貼っておいてくれます。
志納金300円
御朱印
書置きとはいえとても力強くかっこいい御朱印です。
安国論寺の由緒
安国論寺は松葉ヶ谷の一番奥まった場所に位置していますが、同じ松葉ヶ谷の妙法寺や長勝寺と同様に日蓮が鎌倉において布教する拠点であった松葉ヶ谷草庵の跡であると主張しています。そのためこれら三寺院はいずれも公式には日蓮が開山という事になっています。安国論寺の場合は日蓮の弟子の日朗が「立正安国論」が執筆された場所とされる洞穴のそばに安国論窟寺を建てたことが事実上の始まりということができます。
立正安国論は当時起こっていた地震、異常気象、疫病、飢餓は、法然を始めとする念仏経や禅宗などの邪教に起因するものとし、幕府へ正教を法華経とするよう促す内容であったため、当然のことながら日蓮は他宗の僧から激しく憎まれる存在となりました。
1260年8月27日の夜に御小庵にいた日蓮の袖をひくものがおりました。何事かと見ると白猿がどこかへ案内しようとします。これにより日蓮は危ういところを襲撃から逃れてこの南面窟に避難できたとされています。これが「松葉ヶ谷の法難」です。
「法難」にまつわる寺
アクセス
交通
横須賀線鎌倉駅徒歩約16分
地図
境内の見どころ
山門
入ってすぐの場所に御朱印所があり、そこでまず御朱印帳を預けます。
境内霊場案内
境内はかなり入り組んでいるようです。
本堂
御小庵
日蓮が「立正安国論」を執筆したと言われる御法窟の前に建てられています。
熊王殿
御小庵の隣に建てられた熊王殿です。日蓮の従者であった熊王が祀られています。お参りすると歯の痛みが和らぐといわれています。
「松葉ヶ谷の法難」の舞台となった南面窟
松葉ヶ谷の法難の際に日蓮が一時的に身を隠したとされる南面窟です。
富士見台からの絶景
熊王殿右手の急な石段を登った高台は富士見台と呼ばれ、日蓮が毎日ここから富士山に向かって法華経題目を唱えたといわれています。
空気が澄んだ日には伊豆半島や富士山まで遠望できるそうです。
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