本日在日アメリカ海軍と海上自衛隊の厚木基地で開催されたイベントである「日米親善春祭り」に行ってきました。
厚木基地まで車で30分という場所に住むようになって15年ですが、日米親善春祭りのようなイベントが開催されているという事を知りませんでした。在日米軍の基地といえば日本の中のアメリカで、そう滅多に入ることが出来るような場所ではありません。
北朝鮮情勢が緊張感を増していく中で本当に開催されるのか少々心配ではありました。またゴールデンウィーク初日は雷雨の恐れありということで天気も気になります。しかし結果としては何事もなくイベントを堪能することが出来ました。(北朝鮮のミサイル発射失敗と都心部の雨は帰ってきてから知りました。)
行列の最後尾にたどり着くだけで15分かかった
厚木基地の正門は相鉄線「さがみ野」駅から徒歩20分くらいの場所にあります。
10時開会という事で10時半頃到着すると入場ゲート前には長蛇の列が発生していました。
行列は角を曲がってもまだ続いています。子安神社の桜限定御朱印の時を思い出します。
長い直線が続いていますが、行列の最後尾が見えません。
いつまで経っても最後尾にたどり着きません。
ようやく「最後尾」という札が見えてきました。
結局行列の最後尾にたどり着くまでに15分、並んでからゲートまで45分かかりました。
地図の赤線部分が行列のできていた区間です。
軍事基地に入るのはいろいろと大変だった
普段は立ち入ることのできない外国の軍事基地に入るのですからいろいろと大変です。入場には「日本人であることを証明できる書類」が必要で、私は免許証と本籍記載の住民票を持参しました。
当然のことながら持ち込み禁止の物もあります。
空港のようなセキュリティーチェックもありました。
基地内はアメリカそのものだった
敷地内の表示はほとんど英語で「日本の中のアメリカ」という事を感じましたが、この看板には笑いました。
基地内にゴルフコースがあることは地図で知っていました。河川敷のコースのようなものをイメージしていたのですが、全然違いました。
ちょうど食事時だったので並びました。1000円です。
全てアメリカ直輸入の物だそうで多少違和感のある味でした。聞くと基地内のマクドナルドはメニューをアメリカに合わせているそうです。
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いよいよ飛行場エリアに入った
いよいよ飛行場エリアに入ります。戦闘機の離陸がこのタイミングだったので写真を撮れず残念でなりません。
飛行機の離着陸が間近に見ることが出来るという事で、滑走路側には見物人の列ができていました。
強者は展示物になど目もくれず完璧な装備で最前列に陣取っています。
戦闘機は撮り逃がしましたが、哨戒機P-1の離陸を撮影することができました。
輸送機C-130R
翼の厚さに驚きました。主翼のエンジンの間にぶら下っている物は燃料タンクだそうです。
輸送機の内部を見学できるという事で並びましたが、コックピットまでたどり着くのに1時間かかりました。
人員なら92人乗せられるという事ですが意外と狭く感じます。人を乗せる際は座席をセットするそうです。
当ブログでも記事にしたC-130Rのトイレです。確かにここで用を足すのは厳しいですね。
コックピット内を覗かせてもらいました。座席は5席ありますが、操縦は4名で行うそうです。
哨戒機P-3C
厚木基地周辺で最も頻繁に目にする飛行機です。
潜水艦を探知するための水中マイクであるソノブイをこの穴から投下します。
こうやって見るとプロペラの角度というものは調整できるのですね。
哨戒機P-1
エンジンはかなり静かで、イベント中に一回着陸がありましたが、直前まで気が付かない程でした。頭の上のコブにはアンテナが入っており、偵察衛星からの情報も活用できるようになっています。
主翼に最大8発までのミサイルが搭載可能です。
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ヘリコプターSH-60K
対潜戦、対水上戦、警戒、輸送・救難等の様々な任務をこなします。
操縦席はとにかくスイッチだらけでした。当然のことながらパイロットはこれが全て頭に入っています。「体で覚える」のだそうです。
後部の席です。
ソナーです。これを海中にぶら下げて敵潜水艦を探知します。
早期警戒機E-2C
背中のドーム内には1分間で6回転するレーダーが入っていて、同時に250個の目標を追尾し30の攻撃行動を管制できます。
左から2枚目の垂直尾翼だけ方向舵がついていません。
戦闘機
戦闘機については全く区別がつきません。
主翼の下のミサイルを取り付ける場所です。
空母に着艦する際、ここでロープを引っ掛けるのでしょう。
機械好き、乗り物好きには素晴らしいイベント
飛行機というものをここまで間近で見たのはこれが初めてであり、機械好き、乗り物好きの私にとっては素晴らしいイベントでした。性能の優れた機械は見た目も美しいという事を改めて再認識しました。
飛行機の性能の説明に力を入れている海上自衛隊と写真を撮らせることに徹しているアメリカ海軍の姿勢の違いが面白かったです。来年は私も折り畳みの椅子を持参して最前列で離着陸の写真撮影に徹しようかとも思っています。
9月には横田基地のイベントがあるようなので、こちらにも行ってみたいですね。
これらの飛行機が警戒と訓練だけですむよう、実戦という事態に突入しなくてすむようただただ願います。
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★最後までお読みいただきありがとうございます。
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◆日米親善春祭りの記事
◆横田基地のイベントの記事
www.goshuinbukuro.com
◆ここで取り上げた飛行機をより詳しく紹介した記事
minamimachida0706.hatenablog.com
minamimachida0706.hatenablog.com