カティーサークは緑色のボトルに黄色いラベルという印象的な姿で、どこの酒屋の棚にあっても大変に目立ちます。アメリカと日本で大変に人気のあるスコッチで、「軽い」とか「ライト」というイメージが強いようですが、実際に飲んでみると重く深い味でした。
中国貿易のために建造された帆船の名前
東インド会社によるアジア貿易の独占が終了して中国との自由貿易が実現すると、紅茶をいかに早くイギリスまで運ぶか激しい競争が繰り広げられました。この争いはティーレースと呼ばれ、ロンドンに最初に届いた新茶は特に高値で取引され、船主と船長は莫大な利益をあげることが出来たといいます。
この競争に勝つべく建造されたのがカティサーク号で、中国からイギリスまで107日から122日で紅茶を運ぶことが出来ました。しかしほぼ同時期に開通したスエズ運河の影響により紅茶の輸送は蒸気船の時代を迎えます。蒸気船は石炭を積まなければならずその分だけ積める紅茶の量が減るのですが、スエズ運河はほぼ無風のため帆船では通行できなかったのです。
グラスにこだわるとウィスキーはもっと楽しくなる
ウィスキーの馥郁とした香りと色合いを楽しむには、クリスタルのグラスが最適です。
アメリカに輸出するウィスキーのイメージ通りだったブランド名
カティサークという名前は19世紀に建造されたイギリスの帆船に由来するというのは有名な話です。
その後ベリー・ブラザーズ&ラット社から新商品が発表される際、デザインとブランド名を依頼された画家のマクベイはカティサーク号が頭に浮かんだといいます。そして海を渡ってアメリカに輸出されるウィスキーのイメージにぴったりであるとしてカティサークという名前と帆船を描いたラベルが決定したのです。
グラスにこだわるとウィスキーを考えて飲むようになる
感性を呼び起こし、満たしてくれるウィスキー。その時間をお気に入りのグラスと共に過ごしてみては如何でしょう。
ストレート
カティサークといえば「軽い」とか「ライト」と言われています。確かに色は薄めでスモーキーさは全然ありませんが、味は濃厚です。トロリとした舌触りでブラックニッカスペシャルに似た甘さがあり、重く深い味で全然ライトなんかじゃありません。
ロック
滑らかな口当たりになってピリピリ感が無くなりました。爽やかな味わいでしっかりと甘いと思いました。
愛用のグラスがあるとウィスキーはもっと楽しくなる
それぞれの飲み方に応じた最適なグラスをご用意しています。詳しくはコチラ
水割り
続いて水で割ります。合わせる水は箱根の森の天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない)
水を加えることにより適度に柔らかくなり、味も香りもいい感じになったように思います。なめらかな口当たりでほんのりとした甘さを感じました。
ハーフロック(1対1で氷を入れる)
氷を入れて冷やすことにより味が引き締まってよりシャープになりました。バランスの取れたスッキリとした味わいで、「いいちこ」に似た程よい甘さを感じました。
ハイボール
上戸彩さんのCMで有名なソーダストリームを使用してつくった完全に私好みの炭酸水を使用します。
異様にすっきり爽やかになり、強めの柑橘系の味わいとなりました。グレープフルーツサワーのようです。
ハーフロックが一番良かった
事前のイメージとは全く違う味で大いに驚かされました。スコッチはトワイスアップが一番だと思っているのですが、カティーサークに関してはハーフロックが最適な飲み方ではないかと思います。
グラスにこだわるとウィスキーはもっと美味しくなる
★未成年の飲酒は法律で禁止されています。飲過ぎには十分に注意しましょう
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◆ソーダストリームを使って完全に私好みの炭酸水を作ってみた。
◆千円以下のウィスキーの中ではなかなかの味だったロングジョン
◆ダブルマリッジ製法でしっかりとした味わいのホワイト&マッカイ
◆グレンフィディックと同一の会社が製造したお手軽な価格のグランツ
◆手頃な価格で本格スコッチの味わいが楽しめる「ジョニ赤」