今回はブラックニッカスペシャルをご紹介します。ブラックニッカといえばニッカウィスキーの超定番商品ですが、ほとんど宣伝もしなければ売っている店も限られ、ニッカに売る気があるのかないのかわかりません。今回たまたま発見しましたが、千円台国産ウィスキーで最上級といってよい味わいです。
ニッカに売る気があるのかわからないブラックニッカスペシャル
ブラックニッカは1956年(昭和31年)に誕生して現在まで綿々と続くニッカの超主力商品で、事実上ニッカのマスコットキャラクターになっている「キング・オブ・ブレンダーズ」が描かれた黒のボトルは誰もが見たことがあると思います。
ブラックニッカスペシャルが誕生したのは1985年(昭和60年)で、余市蒸留所のモルトだけを使用していたこれまでのものを改良し、宮城峡モルトもブレンドするようになっています。
しかし現在ニッカウィスキーのHPではブラックニッカクリア・ブラックニッカディープブレンド・ブラックニッカリッチブレンドの3タイプばかり強調されていてスペシャルに関する記述はほぼ無いに等しく、「ひょっとして販売中止になったのでは?」という気にさせられます。ニッカに売る気があるのか無いのか疑問を感じざるを得ないのが正直な印象で、どこの酒売り場にも必ず並んでいる上記3ブランドと違い、売っている場所も限られています。
ストレート
甘い香りがします。口に入れた第一印象は「これは梅酒か?」というものでした。とろりとしていて甘く、口当たりもまろやかです。ウィスキーをストレートで飲む際いつも感じるピリピリ感がありません。それでも42度ありますから喉の奥が熱くなりました。
ロック
氷を入れることにより甘さが引き締まったと思います。ストレートがちょうどいい具合に和らぎ、スッキリとした味わいになったように感じます。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は横浜市の水源のひとつである道志川の清流水を詰めた横浜市オフィシャルウォーター「はまっ子どうし The Water」です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
甘さの中にほんの少しだけスモーキーさがありました。滑らかの極みです。
ハーフロック(1対1で氷を入れる水割り)
ウィスキーの風味が程よく感じられ、「ザ・水割り」というような味となりました。
ハイボール
某元グルメタレントのCMで有名なソーダストリームを使用してつくった私好みの炭酸水を使用します。
ウィスキー自体の味わいに炭酸のシュワシュワ感と酸味・甘みが加わり、スッキリとした味になりました。ほろ苦いファンタグレープというような印象です。
※ソーダストリームについて詳しくはこちらから
〖必見〗「ソーダストリーム」で自分好みのハイボールをつくってみた - 酒とうどんと御朱印の日々
千円台国産ウィスキーで最上級
ディープブレンドの時に感じた薬臭さ寸前のピリピリした刺激もなく大変美味しく感じました。45度と42度でこうも違うのでしょうか。いずれにしても1,000円台のジャパニーズウィスキーとしては最上級のものだと思います。
現在はニッカによって完全に「干され」た状況ですが、もっと大々的に売り出すべき商品ではないでしょうか。
★最後までお読みいただきありがとうございます。
未成年の飲酒は法律で禁じられています。健康のため飲過ぎには注意しましょう。
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