「ぼたもち寺」として知られている常栄寺では「龍ノ口法難」の際のエピソードを詠んだ和歌を見開きで書いた御朱印を頂けます。「龍ノ口法難」と関連した日蓮宗にとって重要な寺院で、境内には様々な見どころがあります。
常栄寺の見開き御朱印
御朱印所
御朱印は本堂向かって右側の寺務所で頂くことができます。
志納金300円
ちなみに12時から1時の間御朱印はお休みです。恐らく書けるのは一人だけでしょうからご都合により外出された場合もお休みになると思います。併せてご注意ください。
御朱印
常栄寺は江北氷川神社、安楽寺と同様に見開き御朱印で知られています。日蓮にぼたもちをささげた桟敷の尼のエピソードを和歌にしたものです。
「これやこの 法難の祖師に萩のもち 棒げし尼が すみにしところ」と書かれています。書いて下さった女性が内容について丁寧に説明してくださいました。
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「首つなぎのぼたもち」
龍ノ口法難が発生した1271年は全国的な大干ばつの年で、春から6月まで一滴の雨も降りませんでした。そこで開催されたのが極楽寺の良観と日蓮との雨乞い対決で、良観が14日祈祷し続けて一滴も降らなかったのに対し、日蓮が法華経を唱えると三日三晩降り続けたということで日蓮の圧勝でした。
負けた方が相手の弟子になるという約束だったという何とも大人げない対決であったということで、当然のことながら相手の恨みを買うことになります。良寛は連名で日蓮を幕府に訴え、捕らえられた日蓮は処刑されることになりました。
龍ノ口刑場へ引き回される日蓮に対し、最後の供養として胡麻のぼたもちを差し出した老女がいました。彼女はかつて源頼朝が由比ヶ浜を遠望するために作らせた桟敷を管理していたので桟敷の尼と呼ばれています。その後怪奇現象が相次ぎ日蓮の処刑が直前で中止となったため、「首つなぎのぼたもち」と呼ばれるようになり、尼は日蓮を救ったとして信仰の対象となりました。江戸時代になって尼の住居跡に建てられたのが現在の常栄寺(ぼたもち寺)です。
アクセス
交通
横須賀線鎌倉駅徒歩5分
地図
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境内の見どころ
個人の住居跡を寺にしたという事で、常栄寺は閑静な住宅街に位置しています。
何の前触れもなくいきなり視界に飛び込んできます。
山門
これまでまわってきたどの寺社とも異なる雰囲気に少々面食らいました。
本堂
庭園
お寺の境内と言うより個人宅の庭という雰囲気です。
ぼたもちは甘くなかった?
ぼたもちといえば餡です。小豆を煮た餡が作られるようになったのは鎌倉時代の終わりごろですが、砂糖で味付けするようになったのは江戸時代になってからのようです。日蓮に差し出されたのは胡麻のぼたもちだったといいますが、祖師が処刑されるという事で取るものも取り敢えず作ったのでしょうから決して美味しいものではなかったといわれています。
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◆日蓮宗の主要な寺院