不忍池弁天堂は不忍池に築かれた島の上に位置し、本尊の弁財天は七福神の一つであり音楽・弁才・財福・知恵の御利益があると言われており、また金運のパワースポットとしても知られています。御朱印は2種類頂けます。
不忍池弁天堂の2種類の御朱印
御朱印所
御朱印は「弁財天」と「大黒天」の2種類で、御朱印所は弁天堂正面右手にあります。
志納金500円
御朱印
弁財天
令和3年1月10日付御朱印です。
豪快な書体の御朱印です。
大黒天
不忍池弁天堂の由緒
徳川家康の側近であった天海大僧正は1625年に比叡山延暦寺に倣って上野の地に寛永寺を建立しましたが、その際不忍池を琵琶湖に見立て、竹生島にちなんだ島を池に築きました。そして竹生島の宝厳寺の八臂大辯才天をこの地に勧請して弁天堂を建立したのです。アクセス
交通
JR山手線・銀座線・日比谷線上野駅徒歩6分、京成上野駅徒歩4分
地図
「金運のパワースポット」不忍池弁天堂の境内
不忍池弁天堂の本尊の弁財天は七福神の一つであり音楽・弁才・財福・知恵の御利益があると言われており、また金運のパワースポットとしても知られています。
橋
琵琶湖と竹生島に見立てられたお堂であったため、当初はお堂に参詣するにも船を使用していたのですが、参詣者が増えるにともない江戸時代に橋がかけられました。
弁天堂
先の大戦における空襲で一帯は焼けてしまい、現在の建物は1958年に再建されたものです。また1966年には芸術院会員であった児玉希望画伯による龍の天井絵が奉納されました。
弁天堂の後部は八角形の形状となっていました。
大黒天堂
【豊太閤護持 大黒天堂】という札が立てられています。「豊太閤」は豊臣秀吉であり、秀吉が護持していた大黒天を祀っています。
弁天堂周辺の石碑
不忍池弁天堂の周囲には数多くの石碑が建っています。
弁財天は知恵と才能の仏様であるため芸能人や料理人といった人たちを始め、様々な職人たちがお参りに来ます。そのためその職人たちに関連した供養塔がここに建てられました。また不忍池は捕らえた生き物を放してやる「放生の池」として定められていたため、調理関係の碑が多く建てられているのです。
めがねの碑
ふぐ供養碑
ちなみに朝鮮出兵の際に下関で兵がフグで中毒死するのをみた豊臣秀吉が禁止令を出し、日清戦争の講和会議の際下関でフグを食べた伊藤博文が解禁令を出したとのことです。
扇塚
いと塚
暦塚
時の内閣総理大臣中曽根康弘氏の揮毫による暦塚です。日時を知る原点とも言うべき日時計と地球儀を型どったブロンズが据えられています。
包丁塚
かつての人気漫画「包丁人味平」において「包丁試し」の舞台となったのがこの包丁塚前です。漫画のように大観衆を収容できるスペースはなさそうですね。
鳥塚
魚塚
★最後までお読みいただきありがとうございます。
スマホでご覧の方はPCでも見ていただきますと写真がよくわかります。
「参考になった」と思われる方ははてブの所をポチっとして頂けますと幸いです。
◆寛永寺根本中堂の記事
◆寛永寺開山堂の記事
◆上野大仏の記事
◆清水観音堂の記事
◆上野公園内に位置する上野東照宮