赤坂の豊川稲荷東京別院は江戸時代の名奉行として知られる大岡越前守忠相ゆかりの寺院で、旗本から大名にまで引き上げた立身出世にご利益で知られています。美しい書体の御朱印の他、デザイン・紙質共最高の御朱印帳を頂けます。
- 豊川稲荷東京別院の御朱印
- 大岡越前守を大名に引き上げた立身出世のご利益
- アクセス
- 豊川稲荷東京別院の境内➀(山門周辺)
- 豊川稲荷東京別院の境内②(本堂周辺)
- 豊川稲荷東京別院の境内③(奥之院周辺)
- 豊川稲荷東京別院の境内④(三神殿周辺)
- 境内は神仏混交の姿が色濃く残る不思議な空間だった
豊川稲荷東京別院の御朱印
御朱印所
豊川稲荷東京分祠の御朱印所は本堂右手の会館の「御祈祷受付」です。
受付時間7:30~20:00
志納金300円
デザイン・紙質共最高の御朱印帳
豊川稲荷東京分詞では4種類のオリジナル御朱印帳を扱っています。全て大型サイズで紙質も素晴らしいものがありました。御朱印帳は本堂内で購入できます。
価格1500円
御朱印
大変に美しい書体の御朱印です。
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大岡越前守を大名に引き上げた立身出世のご利益
江戸時代の名奉行として知られる大岡越前守忠相が、自分の屋敷に豊川稲荷の吒枳尼真天を勧請し屋敷稲荷として祀ったことが東京別院の起源となります。江戸では稲荷信仰が盛んであったため、大岡邸では毎月「午の日」と22日には門を開けて、一般庶民の稲荷への参拝を許していたといいます。
明治政府による神仏分離令とそれに伴う廃仏毀釈の嵐の中で本山の豊川稲荷も危機を迎えますが、豊川吒枳尼真天を仏であると明治政府に認めさせることにより乗り切ることが出来ました。
その後大岡邸では手狭であることから、明治20年に現在地に移転して現在に至っています。建物は全て戦災で焼失し、現在あるお堂は全て戦後再建されたものです。
大岡が旗本から大名にまで取り立てられたことから立身出世にご利益があるとされ、また花柳界が発展した赤坂に位置することから芸道を生業とする人々の信仰を集めました。
現在でもジャニーズのタレントがお参りする神社としても知られています。
アクセス
交通
銀座線・丸の内線赤坂見附駅徒歩約5分
有楽町線・半蔵門線・南北線永田町駅徒歩約5分
地図
豊川稲荷東京別院の境内➀(山門周辺)
秋篠宮邸に隣接したコンパクトな敷地に驚くほど様々なものが隙間なく置かれています。わかりやすくするために山門周辺、本堂周辺、奥之院周辺、三神殿周辺、七福神と五つに分けてご案内します。
境内案内図
山門
昭和39年の東京オリンピック開催に伴う青山通りの拡張工事に伴い現在の場所に移築されました。
この先にびっしりと様々なお堂が置かれています。
石垣
境内は寄進者の名前が刻まれた石垣で囲まれています。
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豊川稲荷東京別院の境内②(本堂周辺)
本堂
本尊の豊川吒枳尼真天が祀られています。お堂に上がってお参りすることが出来ますが、入り口付近の床が温かかったのが印象的です。
稲荷ですから当然狛狐です。
招福利生大黒天
豊川吒枳尼真天の化身である大黒天を祀り、災難を覗き福をもたらします。
豊川稲荷東京別院の境内③(奥之院周辺)
奥之院
赤系統の色が中心となっている境内でひときわ目立つ白い建物が奥之院です。何を祀っているのかわからなかったのですが、お寺にお伺いしたところ御本尊が夜間過ごされる(形式上)場所なのだそうです。正面に鳥居がありますが、これはお狐様のためのもので奥之院とは関係ありません。
融通稲荷
奥の院の前にあり、真心を込めて信心すると金銀財宝の融通が叶えられるといわれています。
叶稲荷
因縁除けの守護神として悪縁を切り、開運招福をもたらします。
大岡廟
大岡越前守忠相の位牌を祀っています。
摩利支天
護身、蓄財、戦勝の御利益があります。
千本のぼり
この幟を奉納すれば千日の功徳行願にあたると伝えられています。
豊川稲荷東京別院の境内④(三神殿周辺)
三神殿
中央に宇賀神王を祀っています。「宇賀神」とは、身体が白蛇で人間の頭を持つ知恵の神様です。
左右に「太郎稲荷」と「徳七郎稲荷」が祀られています。
愛染明王
人間最大の煩悩である愛欲を仏の悟りに変えてくれる仏様です。良縁の御利益もあると言われています。
霊狐塚
信者が奉納した霊狐を納めています。
境内は神仏混交の姿が色濃く残る不思議な空間だった
外回り中のサラリーマンや休憩中のOLと思われる人々が次々と出入りしています。誰もが山門を通る時は一礼していました。オフィス街の神社で1月4日に見られる光景がここでは日常的であるようです。
コンパクトな敷地に様々なご利益が詰め込まれ、明治以前の神仏混交の姿が色濃く残る実に不思議な空間でした。
いつ考えるの?今でしょ!
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