「ジョニ黒」は日本人にとって高級酒の代名詞的存在で、その価格推移がサザエさんのネタになったほどです。スモーキーさを売りにしたスコッチは数多くありますが、「甘さを伴うスモーキー」というのは初めてでした。様々な飲み方を試しましたが、氷を入れない水割りで飲むのが最高だと思います。
チャーチルが愛飲した酒
世界中の国々で流通し、年間2億本以上出荷されるジョニーウォーカーは世界で最も売れているスコッチウィスキーです。その中でも黒ラベルは12年以上熟成してい40種類以上の原酒をブレンドした大変贅沢なもので、かのチャーチルが愛飲した酒としても知られています。彼は朝起きるとまず水で薄めたジョニ黒を飲んでいたといいます。
大卒初任給2か月分の超高級酒
ヨーロッパからの度重なる外圧により酒税体系が抜本的に改められ、有難いことにウィスキーは手の届きやすい価格になりましたが、かつては大卒初任給の2ヶ月分もの値段だった超高級酒です。海外旅行の土産物の筆頭が免税店で買ったジョニ黒であり、「ジョニ黒がヤケ酒になる通貨危機」などと漫画サザエさんのネタになるほどの存在でした。
ジョニーウォーカーシリーズ
ストレート
どっしりとした太く重厚な味わいです。スモーキーなウィスキーは数多くありますが、甘さを伴ったスモーキーというのは初めてです。口の中に香りがいっぱいに広がりました。
ロック
ストレートの時よりもスモーキーさがほのかになりました。氷を入れることにより口当たりが滑らかになり、それと共に甘さもねっとりとしてきたように感じます。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は東急線のオリジナルグッズで、山梨県甲州市で採水された天然水「のるるんWater」です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
柔らかなスモーキーさが印象的で、甘さもある一方でほんの少しだけ辛さも感じました。この飲み方が最もしっかりと味わえると思います。
ハーフロック(1対1で氷を入れる水割り)
氷を入れて冷やすとスッキリとした味わいになりますが、スッキリの度が過ぎてしまっているようで、スモーキーさも甘さもほんのりとしたものになってしまいました。
ハイボール
某元グルメタレントのCMで有名なソーダストリームを使用して作った完全に私好みの炭酸水を使用します。
炭酸の甘みと酸味が加わるとなぜかほろ苦さを感じました。ジョニ黒が持つ個性が全て薄まってしまったようで、これはなしだと思います。
氷を入れない水割りで飲むのが最高
スコッチを代表するブランドであるジョニ黒は飲み方を変えると実に多様な味わいになりましたが、トワイスアップ(氷を入れない水割り)が一番しっかりと味わえると思います。
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