フェイマスグラウスをは本場スコットランドで30年以上にも渡って人気ナンバーワンの座を守り続けてきたウィスキーで、1本1000円台前半のウィスキーとしてはハイレベルです。独特な甘さは表現が難しいのですが、龍角散のど飴が最も近いのではないかと思います。最近全く見つけることができなくなりましたが、終売にでもなったのでしょうか?
「あの雷鳥の酒をくれ」で今の商品名になった
グラウスとは雷鳥のことですが、スコットランドの国鳥をラベルに描いているのですから自信のほどが伺えます。発売当初の1896年には単に「Grouse」と呼ばれていましたが、1905年から現在の名前に変えています。
大変な人気ウィスキーとなって、パブで「あの雷鳥の酒をくれ」と大勢の人が頼むようになったことから、「The Famous Grouse(あの有名な雷鳥)」という名前になったという伝説まで残されています。1984年にはロイヤル・ワラント(英国王室御用達)の栄誉を授かりました。
ファーストフィル・シェリー樽による貯蔵熟成
ザ・マッカランやハイランドパークといったモルトウィスキーをグレーンウィスキーとブレンドし、ファーストフィル・シェリー樽というシェリー熟成に使用した直後の樽で貯蔵熟成しています。
シェリー樽は通常何度も熟成に使用され ますが、ファーストフィルのシェリー樽で貯蔵熟成した場合よりはっきりとしたシェリー由来の味わいを感じることができるといいます。
ド定番の組み合わせ
有吉さんぽ・モヤモヤさま~ず等でも紹介された行列店のガトーショコラ。チョコとウィスキーは最高の組み合わせ!
ストレート
シェリー由来なのか、独特の香りがあります。濃厚でコクがありバランスの取れた味わいで、龍角散のど飴のような甘さを感じました。アルコールのピリピリした刺激を若干感じました。
ロック
氷を入れて引き締まったことにより、のど飴の甘さがより強くなりました。濃厚な味わいはそのままで、氷を入れて薄まったという感じは全くありません。飲み込んだ後の後口も強いものがあります。アルコールによるピリピリ感が無くなって滑らかな舌触りになりました。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水はいろはすの天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない)
ねっとりとした甘さを感じます。うまい具合にバランスのとれたまとまった味で、自然にスイスイ飲めます。ロックの時と同様に、水で薄まったという感覚は全くなく、引き続き濃厚な味わいです。
ハーフロック(1対1で氷を入れる)
これまでの飲み方に共通した濃厚な味わいから一転してスッキリ爽やか系の味わいになりました。氷砂糖を水に溶かしたらこんな味になるのではないかという、そのような甘さです。
ハイボール
某元グルメタレントのCMで有名なソーダストリームを使用してつくった私好みの炭酸水を使用します。
炭酸が加わるとスッキリ爽やかでシャキーンとした柑橘系の味になりました。
※ソーダストリームに関し、詳しくはコチラ
〖必見〗「ソーダストリーム」で自分好みのハイボールをつくってみた - 酒とうどんと御朱印の日々
龍角散のど飴のような甘さ
飲み方を変えると全然違う味わいになりましたが、1本1000円台前半のウィスキーとしてはかなりハイレベルで、スコットランドで人気ナンバーワンだけのことはありました。独特な甘さはなかなか表現が難しいのですが、龍角散のど飴が最も近いと思います。
以前ならあちこちの酒屋で比較的容易に見つけることができたフェイマスグラウスですが、最近では全く見つけられなくなりました。六本木のヨドバシカメラで辛うじて見つけましたが、終売にでもなったのでしょうか。
相性抜群
蔵前・表参道・京都・鎌倉・伊勢に店舗を構えるチョコレート専門店のガトーショコラ。ウィスキーとのマリアージュをお楽しみください。
★最後までお読みいただきありがとうございます。
未成年の飲酒は法律で禁止されています。健康のため飲過ぎに注意しましょう。
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