今回は出雲大社の御朱印をご紹介します。日本神話の「国譲り」にまつわる歴史ある神社で、現在では縁結びの神様として日本一有名は神社と言ってもいいのではないかと思います。本殿は正面からお参りした後、西側からもお参りすると良いそうです。
出雲大社の御朱印
御朱印所
出雲大社の御朱印所は拝殿の裏側と神楽殿の2ヶ所あります。
受付時間 6:00~20:00(3月~10月)
6:30~20:00(11月~2月)
初穂料 お気持ちで
御朱印
伊勢神宮、熱田神宮といったグレードの高い神社特有のシンプルな御朱印です。
拝殿
神楽殿
「国譲り」にまつわる歴史ある神社
出雲大社は大国主大神を祀る「国譲り」にまつわる歴史ある神社で、その創建に関しては古事記や日本書紀といった日本神話の中の物語となっています。
天上国の天照大御神は、地上もまた自分の息子が治めるべきだと考え、何人もの神を地上国を作った大国主大神のもとに送りますが全て取り込まれてしまい誰も帰ってきません。最後に送り込まれた武甕槌大神は大国主大神の前に剣を突き刺してその上に胡坐をかき、国譲りを迫ります。
大国主大神は二人の息子に判断を委ねると、一人は絶対服従の意思表示をして国譲りに同意します。しかしもう一人は武甕槌大神に力比べを挑んで投げ飛ばされ、信濃国の諏訪の湖のほとりまで逃げて降参しました。
そこで大国主大神は、自分の住まいをつくることを条件に国譲りに応じ、これに従って出雲に創建されたのが出雲大社であるとされています。
ちなみに武甕槌大神は鹿島神宮の祭神で、投げ飛ばされて信濃まで逃げたのは建御名方神で諏訪大社の祭神です。
現在では縁結びの神として日本一知られている神社となっています。
アクセス
交通
山陰本線出雲市駅より一畑バス大社線
一畑電車出雲大社駅徒歩約5分
出雲空港より連絡バスあり
地図
国宝大社造りの本殿は西側からもお参りする
勢溜の鳥居
「せいだまりのとりい」と読み、ここが正門になります。
背後には出雲駅伝のコースにもなっている神門通りが伸びています。奥に見える石の鳥居が一の鳥居です。
銅鳥居
出雲大社の神域の荒垣正門に建てられたもので、1666年に毛利輝元の孫綱広が寄進したものです。
銅鳥居の奥にあるのが拝殿です。
本殿
こちらの八足門の中が出雲大社の本殿です。
実は御本殿の神様は正面ではなく西側を向いており、そのため正面でお参りした後西側から再びお参りすると良いそうです。
現在の本殿は1744年に御造営されたもので、昭和27年に国宝に指定されました。高さは8丈(24メートル)もあり、“大社造”と呼ばれる日本最古の神社建築様式を 今に伝えています。
「日本最大」の国旗がはためく神楽殿
出雲大社といわれて最初に浮かべるのはこの写真ではないかと思います。昭和56年に建替えられたもので、正面の大注連縄は長さ約13m、重さ5.2トンに及びぶもので、数年に一度懸け替えられます。
神楽殿前庭には高さ47mの国旗掲揚塔が聳え立ち、75畳(8.7m×13.6m)の大きさの国旗が掲揚されています。(日本最大ともいわれる)
出雲大社の古代の本殿の高さが16丈(約48m)と言われており、ほぼ同じ高さです。
古代の本殿はあの高さまであったんですね。
ちなみに「NHKの放送開始と終了の時日の丸が映る。あれはこの旗だ。」という話をまことしやかに聞かされましたが、どうやらこれはデマのようです。
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