鎌倉の成就院の御朱印をご紹介します。境内の不動明王像は縁結びのパワースポットとして最近頻繁に取り上げられ、また鎌倉を代表する絶景スポットでもあります。かつてはあじさい寺として知られていましたが、現在は萩の花を植えています。
成就院の御朱印
御朱印所
御朱印は本堂向かって左側の寺務所でいただけます。
志納金300円
御朱印
歴史の深さを感じられる御朱印です。
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縁結びのご利益で有名
本尊の分身として境内に祀られている不動明王像は携帯やスマホの待ち受けにすると縁結びのご利益が物凄いといわれ、最近ではテレビで再三紹介されるようになっています。
成就院の由緒
この地は空海が修行を行った場所として伝わっており、鎌倉幕府第三代執権の北条泰時が1219年にこの寺を創建して一族の繁栄を願いました。
1333年の鎌倉幕府討幕に際し新田義貞は極楽寺坂から鎌倉に侵入しようとして幕府軍と激闘になります。最終的に義貞はここからの侵入を断念して海岸線を通るのですが、その時の戦闘により寺は焼失しました。
江戸時代になって再建され現在に至っています。
※関連情報(公式HP)
極楽寺坂切通に面する成就院
成就院は江ノ電の長谷駅と極楽寺駅の間に位置していて、どちらかというと極楽寺駅から向かった方が楽なように感じます。
極楽洞
この区間には江ノ電で唯一のトンネルである極楽洞があります。
このトンネルは鎌倉市景観重要建築物に指定されています。
極楽寺坂切通
成就院の参道(というより階段)は鎌倉七口の一つである極楽寺坂切通に面しています。
もともと鎌倉と京都を結ぶ道は海岸線を通る稲村路が使われていましたが、極楽寺の開祖である忍性が1300年頃に道を通したといわれています。
開通時は成就院の門前を通っていたといいますから、もともとの極楽寺坂は道路左側の電柱の高さだったと思います。
旅行者の便を考えて再三にわたって坂が削られ、道路の位置が下がる度に参道の石段が継ぎ足されたといいますから、踊り場の位置をみれば坂の高さの推移がわかると思います。
参道に般若心経の文字数と同じ262株のアジサイが植えられていることからあじさい寺として知られていましたが、参道の工事の終了後は萩が植えられているようです。
成就院の境内
西結界
聖と俗の境界で、ここからが成就院の境内です。
山門
本堂
なでかえる
「善心廻幸」善き心幸せを招きかえるという意味があります。
手水舎
龍の口から水が出ています。(屋根は有りませんが)
八角の小堂
聖徳太子1300年忌に建てられました。
弘法大師像
五輪塔の一部
成就院建立時の五輪塔の一部が残っていました。
東結界と長谷側の参道
創建800年を迎えるにあたり実施した参道修復工事が終了しました。名物のアジサイに代わって萩が植えられているようです。
鎌倉を代表する絶景スポット
山門前から長谷方向を望むと由比ヶ浜から材木座海岸まで一望できます。鎌倉でも屈指の絶景スポットではないかと思っています。
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◆切通しを通した忍性が開いた極楽寺の記事
◆切通の反対側にある御霊神社
◆アジサイ寺として知られる長谷寺と明月院