酒とうどんと御朱印の日々

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〖悪質〗札幌の爆発事故における諸悪の根源は「除菌・消臭代」にある

札幌の不動産仲介会社で発生した爆発事故から5日が経過しました。事実関係が明らかになってくるにつれてマスコミの取り上げ方も変わってきたようですが、最も重要なポイントを外していてイライラが募るばかりです。知名度抜群の不動産ネットワークで詐欺同然のぼったくり行為が日常的に行われていたことに諸悪の根源あります。

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今回の爆発事故の概要

12月16日20時半ごろ札幌市豊平区の整骨院、居酒屋、不動産仲介会社が入居した木造2階建ての建物で爆発事故が発生し、これによって居酒屋と不動産仲介会社がほぼ倒壊し、整骨院も外壁などが崩れました。

爆発の衝撃で付近のマンションなど少なくとも20棟が破損、数百メートル離れた車の窓ガラスが割れるなど広範囲で被害があり、この爆発によるケガ人は重傷1人を含む52人にのぼります。

仲介会社になぜ消臭スプレー?

今回の爆発事故は室内に充満した消臭スプレーのガスに湯沸かし器の火が引火して発生したものです。火元の不動産仲介会社(アパマンショップ平岸駅前店)の店内には160本の消臭スプレーが在庫として置かれており、店長がそのうちの120本のガス抜き作業を一度に行ったといいます。

スプレー私はホワイトからブラックまで様々な仲介店舗を経験してきましたが、消臭スプレーを在庫として置いているような店は一度も見たことはなく、今回の事故のニュースを見て「仲介会社になぜスプレー缶?」ということが頭の中を駆け巡りました。

この会社では入居予定者から1~2万円の「除菌・消臭代」を徴収し、単価1,000円の消臭スプレーを室内で噴射する作業を日常的に実施しており、そのための在庫としてスプレーを置いていたということです。繁忙期になると客から費用を徴収しても作業の手が回らないという事例が多発し、仕入れても使わないことが積み重なってスプレー缶の大量在庫につながりました。

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最も重大な問題はそこじゃない

事故が発生してから5日間が経過し、事実関係が明らかになってくるにつれてマスコミの論調も変化します。

当初は120本ものスプレーを室内で一度に噴射させたそのアホさ加減ばかり糾弾していましたが、次第にスプレーを高値で売り付けておきながら作業を実施していない「未施工」を問題とするような論調に変わっていきました。

最近では「他の大手仲介業者もやっている」などという「不動産業者社長」のコメントを大きく取り上げており、「除菌・消臭」作業の未施工を業界全体の構造的問題として協調しようとしているようです。

しかしこの件で最も重大な問題はそこではありません。

諸悪の根源は「除菌・消臭代」にある

退去が完了した部屋は次の募集に備えて商品として仕上げなければなりません。そのためあらかじめ定められた費用負担で原状回復工事を実施する他、前入居者の負担でプロの手による室内クリーニングが実施されます。

前入居者と家主の負担で原状回復を完了した部屋はすでに立派な商品です。入居予定者からさらに費用を徴収するのはどう考えても筋が通らず、いかなる名目であっても完全なるぼったくりです。たとえ客に諮って実施するにせよ、客の無知に付け込んだ詐欺同然の行為であることは間違いありません。

「お部屋探しMAST」「ピタットハウス」といった不動産ネットワークが日本には数多くありますが、アパマンショップはその中でも最強の知名度があり、しかも平岸駅前店は直営店だったようです。

アパマンの直営店のようなところで「除菌・消臭代」をとるような悪質な営業を日常的に行っていたことが最大の問題で、除菌・消臭作業を行えないような労働環境についてはこの場合二の次三の次でしかありません。

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「除菌・消臭代」のために行われていたこと

通常の賃貸物件の取引では貸主側の「物元」、借主側の「客付け」という2種類の仲介会社が関与します。新聞報道によればアパマンショップ平岸駅前店では以下のやり方で除菌・消臭を実施していたといいますが、これらは歩合給と連動しており、会社側からノルマを課されていたのは間違いないようです。

物件の物元だった場合

物元側の物件の場合は契約時の諸条件を自分たちで設定できるため、敷金や礼金、火災保険料といった諸経費に「除菌・消臭代」を加えていました。この場合、借主側はこれを呑まなければ契約できません。

客付けの場合

契約条件を自分で決められない客付けの場合、オプションとして除菌・消臭作業を客に持ちかけていたといいます。客に鍵を渡す前に部屋に入ってスプレーを噴霧すれば終了となりますが、管理会社から借主に直接鍵を渡されてしまうとそれができません。

鍵の引き渡しは借主に直接渡す場合と仲介会社経由の場合がありますが、こういった会社は仲介会社経由で鍵を引き渡すようありとあらゆる口実をつけるといいます。

ほとんどの業者ではやっていないと信じる

北海道のアパマンショップで行われていたについてはひたすら驚くばかりで、今時こんな悪質なことをやっているところがあったのかと呆れています。

最初に書いたように私はこれまで様々な仲介店舗を経験してきましたが、消臭スプレーを在庫として置いているような店は一度も見たことがありません。(その中にはアパマンショップのフランチャイズ店もある)「アパマンさんだけでなく、他の大手仲介業者もやってますよ。」などというのは話を面白おかしくするために付け加えた悪質な噂話で、ほとんどの業者ではこのような行為は行われていないと私は信じています。

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◆事故の3日後に書いて投稿した記事

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