伊勢原大神宮では「内宮」「外宮」と記した御朱印が頂けます。人生諸事何事も和やかにいくよう【万事円満】のご利益で知られており、毎年開催されるお祭りは伊勢原市の夏の風物詩的存在となっています。
伊勢原大神宮の御朱印
御朱印所
御朱印は社殿向かって左手の社務所でいただけます。
初穂料300円
御朱印
「内宮」「外宮」の朱印が押されています。
伊勢原大神宮の由緒と「万事円満」のご利益
伊勢原大神宮は「伊勢原」という地名の由来となった神社ですが、創建されたのは江戸時代初期の1620年頃とされており、奈良時代や平安時代に創建された寺社がずらりと並ぶ伊勢原では新しい部類に入ります。
伊勢の山田曾右衛門が大山参詣の途中でこの地に立ちより、水音が聞こえたことから開墾可能な地であると考えました。そして代官の許可を得て開墾に着手したのですが、しだいに人が集まるようになって集落が形成されるようになります。曾右衛門はこうして誕生した新しい開拓地の鎮守として故郷である伊勢の神宮の神様を勧請し、伊勢原大神宮が創建されました。
縁結び・夫婦円満・子宝など人生諸事何事も和やかにいくよう、【万事円満】のご利益で知られています。
伊勢原市の風物詩的存在のお祭り
伊勢原大神宮で毎年夏に二日間開催されている「大納涼祭り」は現在では伊勢原市の夏の風物詩的存在となっています。
伊勢原市商工会青年部が主催しており、地域の方々を中心に出演者を募ったステージイベントやクイズ大会、地元の格闘家によるスパーリング等が実施されます。さらにお祭りには欠かせない焼きそば、かき氷、唐揚げやフランクフルト、各種ドリンクの売店ブースなども設置され、大変な盛り上がりを見せるようです。
アクセス
交通
小田急線伊勢原駅徒歩約10分
地図
全国的にも珍しい「内宮・外宮二社殿形式」の境内
伊勢の神宮では、天照皇大御神が内宮に、豊受姫大神が外宮にそれぞれ祀られていることから、伊勢原大神宮もこれにならい両宮をそれぞれ別々の社殿に祀っています。伊勢神宮を勧請した神社は全国に数多く存在しますが、このような「内宮・外宮二社殿形式」は全国的にも珍しい社殿構造で、創建時から続く伝統となっています。伊勢神宮と同様に、伊勢原大神宮でも外宮から先にお参りするとされています。
大鳥居
御神木
御神木の「クスノキ」の奥に外宮と内宮が並んで建てられています。
内宮と外宮をそれぞれイメージ化したもので、「ひとりよりふたり」「ひとつよりふたつ」というテーマの下、お互いが存在してはじめてつり合いがとれて平穏が生み出されるというイメージをデザインしています。
外宮
内宮
神楽殿
遠く伊勢神宮を遥拝するための遥拝所でもあります。
境内社
稲荷総社
大鳥居のすぐ左手に位置しており、宇迦之御霊神を祀っています。五穀豊穣、商売繁盛、病気平癒の神様として篤い信仰を受けています。
春日神社
外宮の右隣に位置しており、皇室とゆかりの深い藤原氏の氏神で天の岩戸伝説でも活躍した天児屋根命を祀っています。天照皇大御神では藤原氏の氏神もあわせてお間売りするのが通例だったといいます。
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