アーリータイムズブラウンラベルは150年以上守り続けてきた伝統的製法から離れ、あえて日本市場向けに新たに開発された新商品で、滑らかな口当たりとフルーティーさが印象的でした。飲み方としてはトワイスアップが最適ではないかと思います。
日本市場向けに開発されたブラウンラベル
最もバーボンらしいバーボンといわれるアーリータイムズが誕生したのは1860年で、リンカーン大統領が誕生した年になります。
1920年に全米で禁酒法が施行されると全米のバーボン業界は暗黒時代に入りますが、アーリータイムズは医療用ウィスキーとして法律の適用を除外されていたため、多くの人が引き続き飲むことが出来た酒でした。ここに注目したブラウン・フォーマン社が1923年にアーリータイムズを買い取り、それ以降30年間アーリータイムズはアメリカ国内で最高の販売数を誇るバーボンウィスキーとなったのです。
グラスにこだわるとウィスキーはもっと楽しくなる
ウィスキーの馥郁とした香りと色合いを楽しむには、クリスタルのグラスが最適です。
材料と製造工程に改良が加えられている
日本市場向けウィスキーとしてはバランタイン12年やホワイトホース12年がありますが、いずれもワンランク上のプレミアム品となっており、繊細な味わいを好む日本人の味覚に合わせて従来品よりもまろやかでバランスの取れた味わいとなっていました。
アーリータイムズブラウンラベルは価格面ではイエローラベルと変化はありません。
ブラウンラベルは原料としてはトウモロコシとライ麦の割合が異なり、イエローラベルと比べるとライムギの比率が高くなっています。発酵に使うイースト菌も変えており、また最後の濾過工程も1回多く行っています。まずイエローラベル同様にココナッツの皮から作った活性炭を使用して濾過を行い、その後イエローラベルとして造られた原酒とブラウンラベルとして造られた原酒を混ぜ合わせ、ピートから作った活性炭を使用して2度目の濾過を行います。
これによりスムースでコクの深い味わいを目指したのがアーリータイムズブラウンラベルです。
グラスにこだわるとウィスキーを考えて飲むようになる
感性を呼び起こし、満たしてくれるウィスキー。その時間をお気に入りのグラスと共に過ごしてみては如何でしょう。
ストレート
イエローラベルよりも色がやや赤みがかっているようです。甘い香りが漂っており、柔らかで濃厚な味わいが印象的です。フルーティーで舌の上を滑るような滑らかな口当たりでした。
ロック
氷を入れて味が引き締まりましたが、それによって甘さがより引き出されてきたようです。ストレートと比べると更に滑らかになったようです。
愛用のグラスがあるとウィスキーはもっと楽しくなる
それぞれの飲み方に応じた最適なグラスをご用意しています。詳しくはコチラ
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は東急線のオリジナルグッズで、山梨県甲州市で採水された天然水「のるるんWater」です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
水で割ることにより甘い香りと味わいがより開かれてきたようです。一段と滑らかで柔らかい味わいとなり、甘さがより引き立ってきたように感じました。
ハーフロック(1対1で氷を入れる水割り)
すっきり爽やかな味わいはロックの時と同様です。ハーフロックにするとグズグズになってしまう酒が多いのですが、バランスの良さはそのまま残されていました。
ハイボール
上戸彩さんのCMで有名なソーダストリームで作った私好みの炭酸水を使用します。
炭酸を加えても口当たりは滑らかなままですが、味がすっかり薄くなってしまいました。
ソーダストリームに関し詳しくはコチラから
〖必見〗「ソーダストリーム」で完全に自分好みの炭酸水をつくってみた - 酒とうどんと御朱印の日々
トワイスアップが最適な飲み方
アーリータイムズブラウンラベルは滑らかな口当たりとフルーティーな甘さが印象的でした。様々な飲み方を試してみましたが、私としてはトワイスアップが最適だと思います。
グラスにこだわるとウィスキーはもっと美味しくなる
★未成年の飲酒は法律で禁止されています。飲過ぎには十分に注意しましょう
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