御朱印とうどんを極めたい!!

思うところがあってブログタイトルをリニューアルしました。今後とも一層の御贔屓をお願い申し上げます。

〖杉並〗妙法寺の御朱印は日蓮宗特有の流れるような書体

杉並の妙法寺では日蓮宗特有の書体で「南無妙法蓮華経」と記した御朱印を頂けます。かつては浅草寺に匹敵するほど庶民に人気のあった寺院で、境内に一歩足を踏み入れると広々とした境内に江戸時代に建立された荘厳な建物が並んでいます。

妙法寺の御朱印

御朱印所

御朱印所妙法寺の御朱印所は祖師堂の堂内右手奥にあります。

志納金300円

御朱印

「南妙法蓮華教」と日蓮宗特有の流れるような美しい書体で書いた妙法寺の御朱印

「南妙法蓮華教」と日蓮宗特有の流れるような美しい書体で書いた御朱印です。

実は浅草寺に匹敵する人気だった歴史

妙法寺は17世紀初頭に創建された真言宗の尼寺でしたが、後に日蓮宗に改宗しました。そして江戸幕府の弾圧を受けた碑文谷法華寺が天台宗に改宗する際に日蓮の祖師像を譲り受けますが、この像が後に人気となります。

かつて日蓮が伊豆に流された際、生き別れた由比ガ浜で祈念を続ける日郎のもとに霊木が流れ着き、仏の導きと感じた日郎はその霊木で日蓮の像を刻みましたが、妙法寺が碑文谷法華寺から譲り受けた祖師像はまさにその像でした。

この像があらゆる災難除けに霊験あらたかであったことから人々の信仰を集めます。祖師堂に祀られた祖師像は「おそっさま」と呼ばれて浅草寺に匹敵する人気となりました。

境内一望

当時の賑わいの様子は古典落語の「堀之内」の中に描かれ、そのことが縁となって毎月23日の縁日の際には境内で寄席が開催されています。

超個性的な日蓮宗の寺院

www.goshuinbukuro.com

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アクセス

交通

丸ノ内線新高円寺駅徒歩約13分 東高円寺駅徒歩約15分

地図

「こんなところにこんな寺院が!」妙法寺の驚きの境内

妙法寺の境内妙法寺は都内の交通の大動脈である環状7号線から一歩中に入った場所に位置しています。

宝塔

宝塔平成14年に建立され、環状7号線を見守っています。

境内案内図

境内案内図

仁王門

仁王門1787年に再建された建物で、左右に四代将軍家綱が寄進した金剛力士像が安置されています。

鐘楼

鐘楼1725年に鋳造されたもので、大みそかから元旦にかけての除夜の鐘が撞かれます。

鉄門

鉄門明治11年に完成した文明開化を意識した和洋折衷の門で、明治建築史上貴重な存在であり国の重要文化財に指定されています。

祖師堂

祖師堂1811年に建立された大規模な建築物で、内部では荘厳な装飾が施された中に祖師像が祀られています。日蓮といえば闘志むき出しというイメージがありますが、実に優しい表情であったことが印象的でした。

子育観音

子育観音

有吉佐和子の碑

有吉佐和子の碑ベストセラー作家であった有吉佐和子は妙法寺の近隣に住み、妙法寺をこよなく愛していたといいます。

日朝堂

日朝堂1828年に建立され、室町時代に眼病を患うほど勉学に精進して多くの学業を成し遂げた日朝を祀っています。学業成就・受験合格の願いが叶う場所として受験シーズンには多くの人々がお参りしています。

二十三夜堂

二十三夜堂月を神格化した神である二十三夜尊大月天王を祀り、毎月23日に開帳されます。縁結びと財運に霊験あらたかとされています。

浄行堂

浄行堂浄行様のお身体を清水で洗い、祈願することによって病気治癒・家内繁栄の御利益があるとされています。

本堂

本堂1819年に建立され三軌堂とも呼ばれています。「三軌」とは、如来の衣・座・室を表し、法華経を信じ説く人の三つの心構えを表しています。

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