今回は町田天満宮の御朱印をご紹介します。
町田天満宮は町田市の中心部にある原町田と中町の鎮守です。毎年9月下旬の例大祭においては町田駅周辺が交通規制され、街の中心部を神輿が練り歩き大変に盛り上がりを見せます。
私は町田に移り住んで15年になる者ですので、2017年の最後は地元の神社である町田天満宮の記事で締めたいと思います。
町田三天神の一つである町田天満宮
町田天満宮は本町田の菅原神社、南大谷(みなみおおや)の天神社と並び町田三天神の一つであるとされています。
室町時代の1430年頃、本町田村の大沢左近正次というものが守り本尊として大沢家に代々伝わる菅原道真の尊像を本町田の地に祀ったのが菅原神社の起源になります。この当時の本町田村は大変に広範囲をカバーしていましたが、1582年に分村が実施され本町田村から原町田村と大谷村がそれぞれ分離しました。
当時この地は農民一揆が頻発するような状況下にあり、人々を落ち着かせるためには心のよりどころとなるような神社が必要でした。そのため同じ菅原道真を御祭神として戦国期に町田天満宮、江戸期に南大谷天神社が順次成立してきたと考えられています。
明治5年(1872)に原町田村の大火の際に社殿が焼失し、27年4月に再建しましたが、この時の建物は現在境内社として保存されています。境内社に隣接した現在の社殿は昭和43年に建てられたものです。
町田天満宮の境内
町田天満宮はJR横浜線の町田駅から徒歩10分の線路沿いに位置しています。
線路の反対側にある町田駅前通りとは町田参宮橋で結ばれており、メインロードからスムーズに線路を渡ってスムーズにお参りすることが出来ます。
正面鳥居
参宮橋は神社の鳥居に直結しています。「五列にお並び下さい」という看板が出ていますが、初詣の際は参道が人で埋め尽くされるのでしょう。
撫牛
天満宮にこれは欠かせません。
社殿
昭和43年に建てられました。
境内社
明治27年に社殿として建てられましたが、現在は大物主神(金比羅宮)、素盞嗚尊(八雲社)、蛭子大神(恵美須社)、聖徳太子の四神を祀る境内社となっています。
出世稲荷
伏見稲荷より勧請した出世稲荷社です。
小さな祠
これについてはいろいろ調べましたがわかりませんでした。
神社の境内だけは異空間だった
町田駅周辺で特に横浜線の線路の西側は決して「良好な住環境」とは言えない場所なのですが、そんなことを全く感じさせない静けさで、ここだけ異空間のように感じられました。
天満宮には欠かせない梅の木ではないかと思いますが、春が来れば美しく咲き誇ると思います。
御朱印
御朱印は社務所で頂けます。
豪快そのものの御朱印を頂きました。
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