今回は歳末の買い出しで賑わう築地場外市場をご紹介します。
築地場外市場とは
世界最大規模の市場として知られる築地市場では、周辺部にも買出人を相手とする店舗が多数あります。
特に中央区築地6丁目の築地場外市場商店街では縦400m横120mの範囲に約400軒の店舗がひしめき、料理人や商売人といった「プロ」以外の一般の人々も買い物ができる場所となっています。
「築地」という名前がブランドとしても通用するほど有名になったため、築地場外市場は最近では外国人も含めた多くの観光客が集まる場所となっていますが、特に歳末になると正月用品を求める人々が集中し、場内は歩くのも困難な程の大混雑となります。
築地場外市場の過去と未来
築地場外市場では築地市場と築地本願寺に挟まれたエリアを築地東通り、築地中通り、築地西通り、もんぜき通りと四本の通りが貫き、それぞれの道に沿ってびっしりと店舗が立ち並んでいます。
築地場外市場は、関東大震災で壊滅した日本橋から築地へと魚河岸が移転したことを契機に形成された市場です。
もともとプロの買出人に生鮮食品をはじめ多岐にわたる食材を提供することが目的であったため、小売専門の商店街とは随分と様相が異なってきました。
戦後、この地域は戦渦を免れることが出来たため復興は早く、戦後は繁栄の一途を辿りました。
プロの買出人を中心とした業務用の街であった築地場外市場ですが、90年代後半頃からその独特な様子がマスコミで数多く取り上げられるようになり、それによって一般の買い物客や外国人観光客も多く集まる街になっています。
築地市場の豊洲移転はどうやら来年10月ということになるようですが、築地場外市場に関してはその後も引き続き現在の場所で営業を続けることが決まっています。
海産物を中心にいろいろな店が集まるが、味噌だけは見つからなかった
不動産業に従事していた時代には一年で唯一世間の休みと自分の休みが一致するのが年末年始であったため、鰹節と昆布を買うためにわざわざ日本橋やらアメ横といった場所に出かけて歳末の雰囲気を満喫していました。
今年は市場の移転前最後の歳末ということで築地を選びましたが、29日を過ぎると恐らく歩くのも大変な混み方になることが予想されたため、本日行ってきました。
海産物
歳末の築地のメインはやはりこれでしょう。これらの他にマグロの刺身を扱っている店など無数にありました。
フルーツ
乾物屋
通好み?
道具屋
仮店舗
8月に発生した火災のため、一部店舗は仮店舗を設置して営業していました。
当然のことながらこれ以外にも多種多様な店がありますが、どうしても味噌だけは見つけることが出来ませんでした。私の探す力が弱いのか本当に無いのか、一体どちらなのでしょうか?
来場者を楽しませる工夫がある
今や東京を代表する観光スポットとなった築地には外国人を始めとして多種多様な人々が集まっていますが、誰もが楽しみことが出来るよう様々な工夫が感じられました。
外貨両替窓口
外国人観光客には必須でしょう。
ATM
これは観光地にあると本当に有難い。
立ち食いスポット
蒸し牡蠣2個で500円です。(酒も頼めます)
行列のできる玉子焼きは100円でした。
こういった場所のおかげで大してお金を掛けなくてもグルメを楽しんだ気分になれます。(ただし食べ歩きは禁止のようで、あくまでその場での立ち食いです)
特に買いたいものが無い場合であっても、いろいろな物を見て雰囲気を感じながら歩くだけでも十分楽しめるのが築地場外市場です。
今日はまだ普通に歩けた
かなりの人出でしたが、今日はまだ普通に歩くことが出来ました。大抵の会社が今日で御用納めと思われるので、明日以降大みそかまで大変な混雑となることが予想されます。
◆歳末のアメ横もかなり混雑していた
◆世田谷ボロ市の混雑もなかなかのものだった
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