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「煽り運転」への対策でドライブレコーダーの前にすべきこと

高速道路における危険な煽り運転が社会に大きな話題となっています。

皆様もご存知かと思いますが、今年6月に東名高速中井PA付近で発生した死亡事故に関連し、事故の原因を発生させた加害者のドライバーが過失運転致死容疑で逮捕されました。PAの出口を塞ぐように駐車していたことを注意されたことに腹を立て、被害者の車を煽って進路妨害を繰り返し、追い越し車線に無理やり停止させ、そこに後方から来たトラックが追突したというものです。

事件の概要や過失運転致死という罪の妥当性、あるいは逮捕された容疑者がこの手の危険運転の常習者であったことなど、ここ数日はテレビをつけると総選挙かこの事件の話題ばかりのように思います。

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この事故が過失運転致死傷罪なら法体系が間違っている

過失運転致死傷罪とは、自動車の運転上必要な注意を怠り、交通事故を起こして被害者に怪我をさせたり死亡させたりした場合に成立する可能性がある犯罪です。刑罰については、「7年以下の懲役または禁固もしくは100万円以下の罰金」とされています。

被害者が死亡した直接の原因はトラックに追突されたことにあり、容疑者もその同乗者の女性も車の外に出ていたことから危険運転致死傷罪の適用は難しいという解説が弁護士からありました。容疑者はまさか事故が起こるとは思っていなかったと推察できるとしていますが、本当にそうでしょうか。

直接の原因がトラック運転士にあり、事故発生時に容疑者が運転していなかったことで危険運転致死傷罪が適用できないというのなら、過失運転致死も成立しないはずです。何しろ事故発生の時点で運転していないのですから。

 

殺人事件の場合、明確な殺意がなくても、相手が死ぬ危険性を認識していれば、故意として殺人罪が適用されます。被害者の車を追いかけて進路妨害を繰り返し、追い越し車線に無理やり停止させたというのは故意であって過失ではありません。しかも東名高速の追い越し車線に、それも夜間に車を停止させることがどれほど危険で悪質なことは誰でもわかることです。はっきり言って山手線の線路にホームから人を突き落とすことと同じで、「まさか事故が起こるとは思っていなかった」というのは通用しないはずです。

今回の事件に殺人か危険運転が適用できないのであれば私は法体系の方が間違っていると思います

煽り運転にはどう対応すればいいのか

さて、この事件を受けてか、ネット上では「もし煽り運転に遭遇したらどうすればいいか」という記事が数多く配信されています。

煽り運転をするドライバーのほとんどは単純に速く走りたいという人たちであり、そういう人には道を譲ってあげれば先に行ってくれます。こういう場合は自分の安全が何より大切で、相手がその先でクラッシュしようが覆面パトカーの餌食になろうがこっちの知ったことではありません。「こっちは法定速度を守っているのだから道を譲る必要はない」という考えでは事故に巻き込まれるだけです。

 

私は運転中は常にミラーで後方や左右がどういう状況になっているかチェックするよう心掛けています。

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前→ドアミラー→ルームミラー→前と眼が忙しく動いているため、同乗者にはきょろきょろしているように見えるようです。

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危険を回避するために大切なことは自分の周囲がどういう状況になっているか常に把握していることですが、否応なく目に入ってくる前方の状況に対し、後方と左右の状況は意識して見なければわかりません。

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常に周囲を確認していれば、明らかに流れを乱すようなスピードの車が接近してきてもすぐに気付くことができ、また隣の車線がどうなっているかも把握できているため安全によけることができます。

「煽り運転をするような車がいるからいちいち後ろを確認しなければならない」とか「ミラーを見ていたら前方への注意が損なわれる」というようなことを言っていた朝番組のコメンテーターがいましたが、前だけ見ているのが安全運転ではないのです。

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他車に絡まれるのは何か原因があるから

煽り運転のほとんどは道を譲れば先に行ってくれますが、困るのは今回の事故のように逆上して絡んでくるドライバーです。

私はこれまで一度だけ他車に絡まれたことがあります。東名の海老名SAで給油し本線に向かう道に合流した際、合流の仕方が気に入らなかったのか、本線に入ってから一番左の車線を走る私の車の横をピタリと並走し、窓を開けてこちらを向いて指さしながら何やら叫び続けているのです。無視してそのまま比較的ゆっくりと走った後、小田原厚木道路に入ってやり過ごすことができました。(もともと箱根に向かっていたので当初予定通りです)

 

人が逆上する場合、そこには何か原因があります。他車から絡まれた場合、程度の差こそあれ何か相手を怒らせるようなことをその直前にやっているはずです。

私は煽り運転をするような危険なドライバーを擁護するつもりはまったくありません。今回の東名高速の事故の場合はPAで道を塞ぐように駐車していることを注意されてかッとなったという理不尽なもので、被害者には「お気の毒」という言葉しかありません。またドライバーの中にはプロの「当り屋」もいたりします。

しかしほとんどの場合は何かやったから相手が怒るのであり、テレビやネットで「私もよく煽られる」とコメントしている人の大半は日頃から周囲をヒヤヒヤさせるような運転をしているからではないかと考えます。

ドライブレコーダーを取り付ける前にすべきこと

些細なことで逆上するドライバーを避けるために最も重要なことは、「些細なことを起こさない」ということだと思います。些細なトラブルを未然に防止するためにまず必要なことは、やはりミラーをしっかりと確認して周囲の状況を常に頭に入れておくことです。「些細なトラブル」はこれだけでかなり減ると思います。

ネットで「煽り運転 対策」と入力して検索すると無数にヒットしますが、「ドライブレコーダーを取り付ける」「ドライブレコーダー設置のステッカーを貼る」といったものばかりで、中には「入れ墨を描いたサポーターを肘に巻く」というものまでありました。「これで煽られる回数が激減した」と書いているこの人は日頃どのような運転をしているのでしょうか。

ドライブレコーダーを買いにオートショップへ行く前に、常にミラーで周囲の状況を確認することを習慣づけるべきなのです。

 

そこまでしても逆上して絡んでくるドライバーがいたらどうするか?これについては私に特別な考えはありません。安全な場所に車を停め、相手のナンバーを控え、何かしてきたら携帯で写真を撮り、警察に通報するということしかないようです。私は日頃ドアロックをしないで走っていますが、こういう場面ではロックして絶対に外に出ないことが最善です

ジャーナリストにもおかしな人がいる

それにしてもこれを書くために様々な記事を読みましたが、「こいつヤバいんじゃないか?」という記事もいくつかありました。その代表例です。

【新聞ウォッチ】後を絶たない危険な「あおり運転」、2人に1人が恐怖に直面 | レスポンス(Response.jp)

「アクセルペダルを踏み続けることなく一定速度を維持してくれる「クルーズコントロール」機能の付いた車の後ろを走っていると、前方の車と同じ速度でアクセルを踏み続けて走行することになり、退屈状態になって心理的に車間距離を縮めたくなることもある。」といいますが、退屈すると車間距離を縮めたくなるなどと堂々と書けるこの「福田俊之」という人は明らかに危険な因子を持っており、即刻免許を返上して頂きたい。

 

◆ミラーを見るだけでなく目視も大切という記事

www.goshuinbukuro.com

◆「認知症でも運転できます」という記事を見て考えた

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◆教習所や警察が言うことが常に正しいわけじゃない

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