今回は府中の「うどん処 一進」をご紹介します。讃岐うどんと武蔵野うどんというタイプのまったく異なるうどんを両方扱う「いいとこ取り」のため、真価を味わうためには何回も来て両方味あわなければなりません。
武蔵野うどんと讃岐うどんのいいとこ取りらしい
「うどん処 一進」は駅直結の商業施設の「ル・シーニュ」の3階にあります。「女性一人でもゆっくりとうどんが食べられる」ということを売りにしている店ですが、白木のカウンターが印象に残る、確かにうどん屋にしてはおしゃれな雰囲気の店です。
「武蔵野うどんと讃岐うどんのよいところを組み合わせたうどん」を売りにしているようで、武蔵野うどんの代表メニューである肉汁つけうどんの他に「かけ」や「ぶっかけ」に加えて「釜玉」まで入っています。
つけ汁や豚肉と共にしっかりと噛んで味わう武蔵野うどんと、ほとんど噛まずに喉で味わう讃岐うどんは相容れないものがあるように感じます。両方食べてみないとはっきりとしたことは言えないと思いますが、今回は武蔵野うどんを食べてみようと思います
武蔵野うどんの名店
肉汁つけうどんは正統派の武蔵野うどんだった
今回は肉汁つけうどんを注文しました。
うどんはつやつやぴかぴかしていて見るからに美味そうです。冷水で締めたコシの強い硬めのうどんを豚バラ肉の薄切りを煮込んだ醤油味のつけ汁にくぐらせる正統派の武蔵野うどんです。
うどんはコシの強さと食感にこだわった自家製麺で、つけ汁は昆布、煮干し、鰹節など7種類の素材を合わせたものです。少し硬めのうどんをだしにくぐらせよく噛んで食べると、うどんの力強い食感が甘めのつけ汁や豚肉とよく合って大変に美味しく頂くことができました。
真価を理解するには何回も来なければならない
このコシの強さと食感にこだわったうどんをぶっかけや釜玉で味わうとどういうことになるか、実に興味深いものがあります。「いいとこ取り」というものが果たしてどのような物であるかについては讃岐うどんの代表メニューであるぶっかけや釜玉でも味わってみなければならず、もう一回訪れてみなければなりません。
「ル・シーニュ」開業とともにオープンしたという事で、まだ2ヶ月程度しか経っていない店のようで、ネットで調べてもほとんど登場していません。(むしろ「オープニングスタッフ募集」といったような記事ばかり引っ掛かる)今後どうなっていくのか、なかなか気になる店です。
一進(ル・シーニュ3階)
営業時間11:00~22:30
定休日なし
このブログのイチオシ記事