酒と車と御朱印の日々

心願成就へ向け飲んで走ってひたすら祈る!信じる者は救われる!

新築マンションでモデルルームによる青田売りがなくならない訳

新築マンションの購入を検討する場合、ほとんどの場合建設地の近隣に設けられたモデルルームを訪れることになると思います。大抵の場合マンションはまだ未完成の状態であるため、一生の内そう何回もあるわけではない重要な買い物であるにも関わらず実物を見ないまま購入の可否を決断せざるをえません。それではモデルルームとは一体どのような物なのでしょうか。

f:id:minamimachida0706:20170807205639j:plain

なぜマンションは完成前に販売を開始するのか?

マンション事業はまず土地を確保するところから始まります。マンションを建てられるだけの土地の購入が決定すると業者は土地代と建設費を銀行から借りてマンションを建設します。借りたお金には利子が発生しますから、業者としてはできるだけ早く資金を回収する必要があります。そのため工事が始まる前から販売を開始し、竣工時までに完売して資金を回収し、出来るだけ早く返済しなければなりません。返済が遅れればその分だけ金利の負担が発生するのです。

f:id:minamimachida0706:20170807205746j:plain

また竣工・引き渡し後、まだ売れていない部屋の区分所有者はマンション業者ということになりますからその分の管理費と修繕積立金の負担が発生します。この負担も業者にとってはばかになりません。

本来なら完成した実物の部屋を確認してその上で購入を検討することが理想ですが、モデルルームによる青田売りが無くならないのはマンション業者の財務上の事情だったのです。

f:id:minamimachida0706:20170807205808j:plain

「現物現場販売」は最大手でも無理だった

約15年前に最大手のマンション業者がモデルルームを廃止し、実際の部屋を見せる「現物現場販売」を実施したことがありましたが結局長続きしませんでした。これまで述べたような財務上の問題もさることながら、日本においては「完成物件=売れ残り」というマイナスイメージが強く、これを打破できなかったという事情もあります。

最大手でもできなかったのですから、中小の業者では尚更無理です。新築マンションにおいては今後もモデルルームによる完成前の販売が続くと思われます。

 

f:id:minamimachida0706:20170807205839j:plain

棟内モデルルームのメリット

よく入居済マンションに「棟内モデルルーム公開中」という幕がかかっていたりしますが、これは竣工までに売れなかった部屋になります。

f:id:minamimachida0706:20170807205936j:plain

このような物件は部屋の造り、眺望、日当たり、周辺環境等全て実物を確認できるメリットがあります。「どうしても実物を確認しないと不安だ。」という方にはお勧めです。最後まで売れなかった部屋ですから何か事情があるのでしょうが、本人か気に入ればそれでいいのです。

 

モデルルームの中での注意点

モデルルームの中は、接客コーナー、説明用のスペース、営業控室の3つに分かれています。

接客コーナーには商談用のテーブルがいくつも並べられています。華やかさを演出するために観葉植物が置かれたり、商談中子供が退屈しないようにキッズコーナーが置かれたりします。壁には巨大な価格表が貼りだされ、幾つかの部屋にはバラの花が付けられています。

説明用のスペースにはマンションの模型や完成予想図が置かれ、またシアタールームで映像をみることにより完成時の様子がイメージできるようになっています。そして何タイプか部屋が作られています。

モデルルームで見ることができるのはあくまでプレハブで作った建物の中に仮設で作った部屋でしかありません。よく「モデルルームを見るコツ」として「メジャーとデジカメを持っていく」とか「スリッパを脱いで歩いてみる」とか書かれていますが、そもそも実物でないのですから全く意味はありません。

大雑把なイメージがつかめたら、後は穴のあくほど図面を見ましょう。

 

最後に

「あそこのモデルルームは綺麗だった。」とか「内装のセンスが良かった。」といった感想をよく聞きますが、そんなことよりも営業マンから構造に関する説明をしっかりと聞き、その上で建設地に足を運んで周辺環境をしっかりと確認する方がよっぽど大切です。内装のセンスとかクロスの材質といったものなど後からどうにでもなるのです。

 

◆私の本来の専門分野である不動産ネタからのおススメ記事

www.goshuinbukuro.com

www.goshuinbukuro.com

www.goshuinbukuro.com

 最後までお読みいただきありがとうございます。