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「認知症でも運転できる」って何考えてんだ

あちこちで書いている記事のネタ探しのため、ネットのニュースはなるべく隅々まで見るようにしているのですが、最近最も驚いたのはYAHOOニュースにもはてなブックマークにも載っていた「『認知症でも運転できる』改正道交法に当事者や医師ら」という記事です。何考えているんだと思いました。

「認知症でも運転できる」 改正道交法に当事者や医師ら - Yahoo!ニュース

高齢ドライバーによる車の暴走や高速道路の逆走などが相次いだことにより、今年の3月から道路交通法が改正になりました。75歳以上の方に関して免許更新時や一定の違反行為をした時に認知機能検査が行われ、「認知症のおそれ」と判定された場合に医師の診断書の提出が義務付けられるようになったのです。医師の診断の結果認知症と判断された場合運転免許が取り消しとなります。

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「運転能力のある認知症の人もいるうえ、高齢者にも豊かな生活を営む権利がある。」ということから、当事者団体や学会などからは「認知症、即免許停止は乱暴」「危険運転との因果関係は証明できていない」といった批判が寄せられているそうです。車がないと生活できない高齢者も存在する中、この新ルールをどう捉えたらいいのかという点に関し、記事では様々な意見を紹介しています。

 

私が免許を取得したのは昭和63年1月ですから、自分で車を運転するようになって29年になります。その間に警察を呼ばなければならないような事例は2回ありましたが、幸いなことにまだ自分の保険を使うような事故を起こしたことはありません。

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私は医師ではないので認知症に関する知識はWikipediaで確認するしかありませんが、「認知症でも安全に運転できる人はいる」という立場で記事に意見を寄せた方々よりは車の運転について詳しい自信はあります。

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運転する際に私が常に肝に銘じているのが「たとえそのつもりがなくても人を殺してしまう場合がある」ということです。運転していると、避けようのない「もらい事故」というものあります。しかし自分が原因となるような事故だけは絶対に起こしたくはありません。

 

事故を防ぐために運転中にしなければならないことはかなり数多くあります。ミラーで後方や左右の状況を常に確認しなければなりません。車線変更や右左折等ウィンカーを操作するような動きをする場合には死角となる範囲を目視で確認します。交通量の多い幹線道路を走るような場合は起こりうる危険を予測して事故を未然に防ぐ「危険予知」運転もしなければいけません。そしてある程度の反射神経ととっさの判断力も絶対に必要です。

 

認知症について調べてみましたが、脳の機能障害により知能が低下した状態ということだけは間違いないようです。「認知症でも安全に運転できる」人とは恐らく脳の中枢に車の運転に関する事項が刻み込まれていて、たとえ知能が低下しても体は動くという状況なのかと思います。しかしそれは「本能的で車を動かす」というものであり、知識と技能に基づく「安全な運転」といえるようなものではありません。

「認知症でも安全に運転できる人はいる」と主張する方は車を安全に運転するという事を軽く考えているのではないでしょうか。

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この記事においてもう一つ主張しているのは、認知症と診断されて免許を停止することは「豊かな生活を営む権利」「住み慣れた街で自分らしく生きる権利」を奪うもので「仕事や楽しみ、生きがいを失う」「外出の機会を奪うことで体の機能を低下させる」ということです。

日本においては車が無いと生活が難しい地域が数多くあるという事情はわかっています。そのような地域に住む高齢者の方は別の手段で救済すべきなのです。高齢になって心身の機能が低下した方の免許を停止することは、豊かに生きる権利を奪うという類のものでは決してなく、むしろ本人のためなのです。

「豊かな生活を営む権利」「住み慣れた街で自分らしく生きる権利」といっても、事故を起こせば本人や被害者だけでなく第三者まで不幸に巻き込むことになります。運転技能が低下すれば事故を起こす確率は確実に増えます。

高齢者がAT車を暴走させるという事故が相次いでいて、ここ一年での死者は恐らく数十人という単位になっているかと思います。不幸な事故を減らすためには何とかしなくてはいけないのです。

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私の母は私の住むマンションの駐車場内で車を暴走させ、フェンスと植栽を壊したことがあります。恐らくアクセルとブレーキを踏み間違えたのだと思いますが、幸いなことに周囲に人がいなかったため、管理員と管理会社に詫びを入れるだけで済みました。しかしもしこの時に人を巻き込んでいたらこんなものでは済まなくなります。母はしばらくして免許を返納しました。

車を運転するのに免許が必要なのは、車が本来危険なもので運転するには一定水準以上の知識を技能が必要だからではないでしょうか。そうすると知識も技能も失った者がそれでも免許を持ち続けるというのがそもそもおかしいのです。「認知症でも運転できるか否か」ということとは次元が違う話です。

 

最後にもう一度書きます。車を運転するという事は本人にそのつもりが無くても結果として人を殺してしまうことがあるのです。車を運転することを軽く考えてはいけません。

 

◆高齢者の事故続発のニュースで考えた

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◆私が意識している運転の基本

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