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〖世界遺産〗毛越寺の御朱印と極楽浄土の姿をこの世に再現した庭園

今回は平泉の毛越寺(もうつうじ)の御朱印をご紹介します。最盛期には「古今無双」ど評された大寺院で、遺跡は現在の毛越寺の境内にあって旧来の姿をとどめていて学術上の価値が高く、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。極楽浄土の姿をこの世に再現しようとした庭園は一見の価値があります。

最盛期には「古今無双」と評された毛越寺

毛越寺は850年に天台宗の高僧である慈覚大師が創建したとされています。その後荒廃していましたが、奥州藤原氏二代基衡から三代秀衡の時代に多くの伽藍が整備されました。

奥州藤原氏二代基衡と三代秀衡が整備した毛越寺伽藍復元図最盛期には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのいで「吾朝無双」と評されるほどの規模と華麗さであったといわれています。

奥州藤原氏が滅亡して以降、度重なる火災で全ての建物が消失してしまいます。江戸時代になると仙台藩領になって伊達氏の保護を受け1728年に常行堂だけは再興されますが、それ以外は水田となって埋まってしまいました。

平成元年に本堂が再建されて現在に至っています。

平安時代の遺構が完全な状態で保存されている

5年に渡る発掘調査で全容がほぼ解明された毛越寺遺跡毛越寺境内遺跡は昭和29年より5か年にわたって全面的に発掘調査がなされ、その規模や構造などの全容がほぼ解明されています。

保存状態はきわめて良好な毛越寺境内の遺跡遺跡は現在の毛越寺の境内にあって旧来の姿をとどめており、堂跡の保存状態はきわめて良好でした。池もかつての姿をよく残しており、平安時代の伽藍形式を示すものとして学術上の価値が高いとされています。

かつての姿をよく残している毛越寺境内の池浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されていることで国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受け、2011年にはユネスコ世界文化遺産に登録されています。

極楽浄土の姿をこの世に再現しようとした「浄土庭園」

毛越寺を象徴する浄土庭園毛越寺を象徴する浄土庭園は仏教の浄土思想の影響を大きく受けたもので、極楽浄土の世界をこの世に再現しようとしたものです。

金堂や阿弥陀堂の前面につくった毛越寺境内の池寺院の主要建築である金堂や阿弥陀堂の前面に池をつくって蓮を植え、花園を設けるなどの特色があります。

浄土を空想させるようつくられた毛越寺境内の池華麗な堂塔が池面に映ることで浄土を空想させるよう、伽藍の配置においては池の占めるウェイトが非常に大きくなっています。

毛越寺の御朱印

御朱印所

御朱印は山門札所で頂けます。

志納金300円

御朱印

世界遺産の名に恥じぬ美しい毛越寺の御朱印世界遺産の名に恥じぬ美しい御朱印を頂きました。

毛越寺の境内

山門

大正11年に寄進された毛越寺の山門元は一ノ関藩田村家藩邸の中門で、大正11年に寄進されました。

本堂

平安様式の建物である毛越寺の本堂平安様式の建物で、平成元年に建立されました。

開山堂

毛越寺を開いた慈覚大師円仁をまつる開山堂毛越寺を開いた慈覚大師円仁をまつる堂です。

遣水

発掘調査中に完全な形で発見された毛越寺の遣水遺水は奈良の宮跡庭園以外では例の無かったもので、発掘調査中に完全な形で発見されました。

「曲水の宴」の舞台となる毛越寺の遺水曲がりくねる水路の流れに、水切り、水越し、水分けなどの石組が配されており、「曲水の宴」の舞台となります。

常行堂

仙台藩主伊達吉村の武運長久を願って再建された毛越寺の常行堂1732年に仙台藩主伊達吉村の武運長久を願って再建されました。

優美さと簡素さを併せ持つ観自在王院跡

観自在王院は二代基衡の妻によって毛越寺に隣接して建立された寺院ですが、火災により焼失し、その後は荒廃して水田となっていました。

優美さと簡素さを併せ持つ観自在王院跡昭和に入ってからの修復事業により、優美ではありながらも簡素である庭園が復元され、国の名勝に指定されています。

復元された観自在王院跡の庭園中尊寺や毛越寺と同様に、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。

まさに「兵どもが夢の跡」

「兵どもが夢の跡」と思わせる毛越寺の光景かつて広大な境内に大伽藍が建ち並んでいた毛越寺ですが、今は本堂、常行堂の他、大泉が池と様々の石組からなる浄土庭園、堂宇や回廊の基壇、礎石、土塁、それに堂塔十余、僧坊十七坊が残されているのみです。まさに「兵どもが夢の跡」と言ってもいいかもしれません。

現代まで生き残った土壇と礎石しかしたとえ火事で焼け落ち、昭和まで埋まっていたとはいえ、土壇と礎石だけであっても現代まで生き残ったことで世界遺産として多くの観光客を集める魅力的な空間に再生されました。藤原基衡が再現しようとした姿とは全然違う物となりましたが、これもまた極楽の一つの形ではないでしょうか。

 

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