酒と車と御朱印の日々

「毎日更新」心願成就へ向け飲んで走ってひたすら祈る!悲願は実現する!

三軒茶屋の三角地帯はマニアックだが魅力的な空間である

先日三軒茶屋の武蔵野うどん「じんこ」をご紹介しましたが、この店が立地している「三角地帯」といわれる場所はそのままスルーしてしまうにはあまりに惜しいマニアックな場所です。そのため今回改めてご紹介したいと思います。

 

神奈川県の大山は雨乞いに霊験のある山として雨降山と呼ばれ、日照りや飢饉が続くと農民たちはこぞって大山阿夫利神社にお参りしました。そのため関東地方の各地から大山を結ぶ「大山道」が幾筋も設けられましたが、江戸から青山、渋谷を通るルートはその中でも代表的なものであり、神奈川県内では現在でも大山街道という名前が定着しています。

もともとの大山道は現在の世田谷通りにあたりますが、江戸時代の1800年頃に現在の国道246号線にあたる新大山道が開通しました。この二つの道の分岐点に信楽、角屋、田中屋の三軒の茶屋があったことから、このあたりが三軒茶屋と呼ばれるようになりました。

 

かつて三軒の茶屋があったとされる場所は現在ビッグエコーとなっています。

f:id:minamimachida0706:20170702232549j:plain

新旧大山道の分岐点に建てられていた道標が現在もここに残されています。

f:id:minamimachida0706:20170702232616j:plain

道標の左側の面。「此方 二子通」と書かれています。これは現在の多摩川通り(国道246号線)と一致します。

f:id:minamimachida0706:20170704153524j:plain

道標の右側の面。「右 富士 世田谷 登戸道」と書かれています。これは現在の世田谷通りと一致します。

f:id:minamimachida0706:20170704153656j:plain

明治14年の地図でもこの分岐がわかります。

f:id:minamimachida0706:20170702232636j:plain

三軒茶屋周辺の現在の地図です。

f:id:minamimachida0706:20170702232654j:plain

世田谷通りと高速三号線が通る玉川通り、そして「ピカソ」から「ライオンズ」へ伸びる青い矢印の三本で囲まれたエリアが「三茶の三角地帯」です。

 

明治30年頃に現在の世田谷公園周辺に軍事施設がつくられた関係で、この辺りは軍関係者を相手にした商店が立ち並ぶようになり、さらに玉電が開通して電車が通るようになると人口が急増し商店街も急速に発展しました。

軍の施設が近くにあったため先の大戦における空襲でこのあたりは完全に焼け野原となりましたが、昭和25年に仲見世商店街が建設されるなど復興に向けて歩み始めます。朝鮮戦争勃発によって発生した特需によって三軒茶屋も大きく発展しましたが、道路整備がなされぬままにビルや商店が急増した結果現在まで残る超マニアックな空間が出来上がったのです。

 

三角形の一番頂点に近い部分にはアーケード付の「エコー仲見世商店街」があります。

f:id:minamimachida0706:20170702232748j:plain

昭和感満載ですが、この程度なら我が町田駅前にもあります。

f:id:minamimachida0706:20170702232821j:plain

その一本隣にある「三茶三番街」です。

f:id:minamimachida0706:20170702232851j:plain

このあたりからどんどん雰囲気が怪しくなってきます。

f:id:minamimachida0706:20170702232928j:plain

さらに一本となりの「ゆうらく通り」です。

f:id:minamimachida0706:20170702232949j:plain

南アメリカの肉料理であるシュラスコを満喫できるブラジル居酒屋のBANCHOです。

f:id:minamimachida0706:20170702233038j:plain

ここからは完全にカオスとなっています。

f:id:minamimachida0706:20170702233210j:plain

三角地帯に飲みに来たのは大学の先輩に連れられてきた一回だけですが、確かこのあたりの店だったと思います。

f:id:minamimachida0706:20170702233145j:plain

ちょこちょこっと飲み、ちょこちょこっと食べ、すぐ次の店に移るのがこのエリアの粋な飲み方のようです。

 

テレビでも度々取り上げられた「三軒茶屋シネマ」は閉館してしまったようです。

f:id:minamimachida0706:20170702233247j:plain

この狭いエリアに何と銭湯が2軒もあります。

f:id:minamimachida0706:20170702233307j:plain

私は仕事柄これまで何棟ものマンションを見てきましたが、分譲マンションの1階に銭湯というのはこれが初めてです。

f:id:minamimachida0706:20170702233337j:plain

こんな空間がキャロットタワーの足元にあるのです。

f:id:minamimachida0706:20170702233406j:plain

三角形の底辺にあたる「なかみち通り」には知る人ぞ知る店が集まっています。

f:id:minamimachida0706:20170702233424j:plain

入口にある広島府中焼きの「福一」です。広島県の東部にある府中で愛されているお好み焼きです。

f:id:minamimachida0706:20170702233452j:plain

創業31年になる日本酒の名店「赤鬼」です。全国の銘酒が約100種類並び、1度単位で温度調整した燗酒を味わえます。

f:id:minamimachida0706:20170702233521j:plain

伝説の「エアーあやや」が誕生したはるな愛の店「Bar ANGEL NEST」です。

f:id:minamimachida0706:20170702233555j:plain

長崎ちゃんぽんの人気店「長崎」です。

f:id:minamimachida0706:20170702233623j:plain

焼き鳥の名店「床島」です。自分たちで鶏肉をさばくため新鮮な鶏肉の旨さを味わうことが出来ます。

f:id:minamimachida0706:20170702233643j:plain

※開店前の写真では迫力がありませんね。分かっています。営業中の写真が撮れたら差し替えます。

 

このような魅力的な空間でありながら三軒茶屋は田園都市線の途中駅ということでいつも通過してしまい、ほとんど来ることはありませんでした。この記事を書くことで通りの配置や立ち並ぶ店についても多少詳しくなりましたので、もう少しはまってみたいと思います。

 

◆なかみち通り沿いの武蔵野うどんの店「じんこ」の記事

www.goshuinbukuro.com

◆「西のアメ横」町田仲見世通商店街の記事

www.goshuinbukuro.com

 最後までお読みいただきありがとうございます。

スマホでご覧の方はPCでも見て頂けると幸いです。