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【御朱印】素戔雄神社が本当に被災しないのかハザードマップで調べてみた

浅草から三ノ輪にかけてかつての吉原遊郭周辺の寺社をまわったついでと言っては何ですが、南千住の素戔雄神社も併せてお参りして御朱印を頂きました。南千住はこのような機会がないとなかなか来られる場所ではありません。

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「すさのお」と名の付く神社は素戔雄の他に素戔嗚・素盞嗚・須佐之男等々全国に存在しますが、牛頭天王・スサノオを主祭神とする祇園信仰の神社になります。これは牛頭天王とスサノオを「疫病をはやらせる神」とみなし、これを慰めて和ませることにより疫病を防ごうという信仰で、京都の八坂神社を総本社とするものです。

 

スサノオはやりたい放題の乱暴者であったために天上界から追放されて出雲に向かいますが、そこでヤマタノオロチを斬り、生贄になりかかっていた娘を助けてこれと結婚するというような、まったく波乱万丈の生涯を送った神様です。

 

スサノオと言えば「スサノオを祀った神社は東日本大震災で被災を免れている」という東工大教授の6年前の論文が最近になって話題になりました。

ここでヤマタノオロチは出雲の国を流れる斐伊川をイメージしたものと言われ、これを斬ったということは斐伊川の治水に成功したという事をあらわします。つまりスサノオは水をコントロールする力を持った神だとされていたのです。洪水を防ぐだけの力があれば当然のことながらその後の伝染病の発生も防ぐことができます。

水害や疫病に対する力をもったスサノオノミコトは非常時、リスク時における神であり、伝統的地域社会において人々はスサノオを祀る神社を自然災害発生時に最も安全な場所に建てていたと論文では結論付けています。

 

荒川区のハザードマップ(水害版)には荒川流域において想定できる最悪の事態における「浸水の深さ」が記載されています。

https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kurashi/bosaibohan/sonae/suigaimap.files/suigaiban1.pdf

流域で想定できる最大規模の降雨があり、荒川の堤防が複数個所で決壊するという最悪の場合において、荒川区のほぼ全域がピンク色に染まる中で素戔雄神社のエリア(⑥荒川工業高等学校の学のあたり)は数少ない薄ピンクです。周囲が3メートル以上の浸水深が予想される中、神社周辺は床下から1階の天井程度と予想されているのです。それなら社殿は恐らく大丈夫でしょう。

荒川堤防の決壊は東京都が絶対に避けなければならない最悪の事態だとされていますから、スサノオ恐るべしです。

 

西向きの御社殿を正面から見た姿です。

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神楽殿です。

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庚申塔です。人の罪を「見ざる・言わざる・聞かざる」ということで三匹の猿と「早く朝が来るように」二匹の鶏が刻まれています。

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祠の中の石が瑞光石です。795年4月8日の朝この石が光を放ち素戔雄と飛鳥の両大神が降臨したと伝えられています。

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瑞光石の背後に富士塚が築かれ、浅間神社の碑が建てられています。

 

高さ約30メートルの大銀杏です。木の皮を煎じて飲むと乳の出が良くなるという伝承があり、絵馬を奉納祈願する習わしが現在まで続いています。

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素戔雄神社の近くには江戸で最初に掛けられた橋として知られる千住大橋があります。松尾芭蕉が奥の細道の出発点として「矢立始め」の句を詠んだ場所ということで、境内にはミニ千住大橋と芭蕉の句碑が設けられています。

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御朱印は参集殿で頂けます。

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芭蕉の句碑を描いた珍しい御朱印を頂きました。初穂料は「お気持ちで」ということでした。

 

◆同じくスサノオを祀った武蔵一宮神社の記事 

minamimachida0706.hatenablog.

◆三ノ輪駅前にある浄閑寺の哀しい過去の記事

www.goshuinbukuro.com

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