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【御朱印】浄閑寺には2万人以上の吉原の遊女が眠っている

今回は「遊女の投げ込み寺」という悲しい歴史を持つ三ノ輪の浄閑寺とその御朱印をご紹介します。

 

三ノ輪という場所は以前賃貸物件の営業をしていた時代にちょうど駅前に新築物件があり、お部屋の内見で頻繁に訪れていた場所です。

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反響の電話が入ると客と現地で待ち合わせをするのですが、大抵の場合明らかに内見とは違う目的で来たと思われる人が他に何人か立っていました。白のクラウンやらグロリアやらが近くに停車すると、運転手と一言二言言葉を交わして後部座席に乗り込んでいきます。つまり吉原のソープランドへ客を送迎するための待ち合わせ場所とされていたのです。

 

日本最大の遊郭として知られた吉原という名前は「吉原大門」という交差点に残るのみで地名としてはほぼ消滅しましたが、現在の住居表示では台東区千束三丁目・四丁目で浄閑寺の最寄りになります。

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寺が創建されたのは1655年で、もともと日本橋人形町付近にあった遊郭がその2年後に移転してきました。1855年に発生した安政江戸地震では遊女も多数亡くなりましたが、その際に500名以上の遺体が投げ込むようにして葬られたという事で「投げ込み寺」と呼ばれるようになります。

吉原では身寄りのない遊女が亡くなると人目を避けて密かにこちらに運び込まれ、供養など一切されずに葬られました。「心中」「枕荒らし(客の財布を盗む)」「起請文乱発(お気に入りの客に手紙を出す)」「足抜け(脱走)」等々吉原の掟を破った遊女の場合は、遺体が素裸にされ荒菰に包まれた状態で文字通り「投げ込まれた」そうです。

遊郭としての吉原は何と昭和33年4月1日の売春防止法施行まで存続したので、当地で江戸・明治・大正・昭和と301年続いたことになりますが、関東大震災で亡くなった数も含めて約25000名の遊女がここに運び込ました。

 

浄閑寺の山門です。江戸時代のもので荒川区最古の木造建築物として指定されています。

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山門脇のお地蔵様です。名は小夜衣といい、放火の罪をかぶせられ火あぶりにされて死んだ遊女だといいます。

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二階が本堂・客殿で一階がホールとなっています。お参りしたこの日はどなたかの葬儀の準備の真っ最中でした。

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永代合祀供養塔です。

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本堂左手の墓地に通じる門です。

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門をくぐってすぐの場所にある墓です。

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これは現在まで名が残る「角海老楼」の「若紫」という遊女の墓になります。5年間の年季があと5日で終了し、年季明けには晴れて所帯を持つ予定があったにもかかわらず、客の刃に倒れ22歳でこの世を去りました。遊女の墓が単独で置かれることは大変に珍しく、墓石の上部に「角海老」の文字が刻まれています。

 

本堂の裏側に建つ「新吉原総霊塔」です。それまであった供養塔を昭和4年に改修したものです。

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花又花酔の句壁がはめ込まれています。

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塔の横に覗き窓のような穴がありますが、骨壺がぎっしりと置かれた様子が生々しすぎて絶句しました。

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私は鈍感なタイプなので何ともありませんでしたが、霊感の強い方なら何か感じるかもしれません。

 

新吉原総霊塔の向かいに永井荷風の詩碑と筆塚があります。遊女の暗く悲しい生涯を思い、度々浄閑寺を訪れていたそうです。

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御朱印はこちらの中にある寺務所で頂けます。

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ここに眠る数多くの遊女の姿を偲ばせる美しい御朱印を頂きました。

 

◆重たい話の後は気分を変えて縁結びの話

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